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SHADOW/影武者 (2018)

影/SHADOW

監督
チャン・イーモウ
  • みたいムービー 73
  • みたログ 240

3.57 / 評価:191件

目が回らないのかなあ?

  • bakeneko さん
  • 2019年9月17日 9時48分
  • 閲覧数 367
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

「三国志』の荊州争奪戦のエピソードを原作には無い影武者をお話の核に据えて大幅に改変したアクション中国時代劇で、チャン・イーモウ監督の様式美&集団殺陣&日本映画愛が炸裂しています。

(映画鑑賞後の相棒との会話)
黒澤明の「影武者」の中華版だと思ったら、寧ろ「蜘蛛の巣城」だったね!
というか、雨の中の集団戦闘は「七人の侍」
密室陰謀劇は「蜘蛛の巣城」
男勝りの姫は「隠し砦の三悪人」へのオマージュとなっている。
あと、夫人の葛藤は「羅生門」だよ、ラストの扉に向かって走るシーンは京マチ子そっくり!
傘での戦闘は歌舞伎の「助六」…と日本映画&文化を中国古典である「三国志」の世界に採り入れている野心的な作品だ。
敵の剣法を破るべく修行を重ねるのも日本的だよね!
まあ、チャン・イーモウ監督は「女と銃と荒野の麺屋」では、コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」を中国を舞台に翻案した才人だから…
「紅いコーリャン」、「紅夢」と赤を基本にしたカラフルな色彩美が得意なチャン・イーモウにしては、モノクロかと見紛うような陰鬱な色調も新しい挑戦だ
中国の風景が“リアル水墨画”の様な印象を現出しているよね!
中国の琴などを中心とした音楽もオリエンタルな雰囲気を出しているね!
これも能楽を採り入れていた「蜘蛛の巣城」への中華的なオマージュだ
でも中国の琴曲って日本の琴曲と違って前衛音楽的な鋭さがあるね!
エンドタイトルの曲だけでも元が取れる名演奏だからじっくり聴かないと…

物語は一応後漢時代の建安24年(219年)に起こった劉備軍の関羽と曹操軍(曹仁・于禁・徐晃)並びに孫権軍(呂蒙・陸遜)の合戦である―“樊城の戦い”に材を採っているけれど、登場人物&国名以外は大きく変えられている。
なんと言ったって史実では相手の将軍が無敵の関羽だもんね!当然こちらが勝利するのが正史なわけで、それを討っちゃうんだから史劇を改変しすぎている。
まあまあ“鋼鉄傘”、“装着弩”、“木製アクアラング”が出てきた時点で“何でもあり”=トンデモ活劇だと分かるからあまり真面目に突っ込まなくても…寧ろ007的奇想天外兵器が出てくる集団アクションを愉しまなきゃ
『空とぶギロチン』に出てきた“血滴子”と言い、中国映画は奇想天外武器が好きだなあ
盾になると同時に刃を飛ばして攻撃する傘にガンダムのギャンを連想したなあ~
あと、傘の特徴を生かした剣法ってことでは、「サムライスピリッツ」の緋雨閑丸!
くるくる回って矢を跳ね返しながらの移動はガメラ!
流石にそこまではチャン・イーモウ監督も観ていないと思う…


ねたばれ?
どうせ本人を殺すのならば母親を殺害する必要はあったのかなあ?

詳細評価

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