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SHADOW/影武者 (2018)

影/SHADOW

監督
チャン・イーモウ
  • みたいムービー 74
  • みたログ 249

3.54 / 評価:201件

圧巻の水墨画に肌と血の色だけの美学

  • ta7***** さん
  • 2019年9月8日 21時23分
  • 閲覧数 872
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

まあ、つまらない展開、滞留する描写、ああだこうだのセリフが延々と、チャン・イーモウも出来の振れ幅最近は大きいからね。とまずは貶しておきますが、何を褒めるって、圧巻の画面です。殆どこれ全編水墨画、それも雨に煙る白・灰・黒そして僅かな肌色と真紅の血の色、クレーンからドローンも駆使して縦横無尽のカメラワークに酔いしれる。ここまで徹する技量と度胸は見上げたもので。
 三国志とかなんとかの知識なんぞ全く不要、どろどろの愛憎劇の完全創作。影武者のお話しでしょうが、主君入り乱れての謀略・策略の世界。一事が万事、観客の裏読みを全て裏切る怒涛の展開。惜しむらくはその裏切りに詩情が湛えられれば傑作になったでしょうに。さらに琴と尺八の圧巻の音楽がこれ全編を激しく彩る。
 河に面した村、大きくうねる道、そこを数十人の刃物傘集団が一気に降りてくる。こんな発想どこから出るのでしょうか? 創作なんでしょうが滅茶苦茶なのに画として素晴らしく映画的興奮が一気に高まります。監督も前作のハリウッド愚作の反動でお見事レベルに達したようです。
 ただ、影と都督の二役も、あまりのメイクの相違で二役と見えないのが難。この2人が同一フレーム内で傷を合わせるシーンは途端に流麗なカメラワークがここだけ完全静止、難しいシーンなんでしょうね、違和感ありありでした。

詳細評価

物語
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音楽

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  • ファンタジー
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