雰囲気は良いが…
- レンオウパパ さん
- 2020年12月28日 21時01分
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全編を通して流れる不穏な空気感はとても良い感じです。
我が子が別の存在に入れ替わっているのではないか？という疑心暗鬼がどんどん深まっていく過程はなかなかに怖い。
本当に別の存在に？
それとも母の妄想？
この辺りまでは良かったのですが、最終的にはホラーとしてはパンチに欠けるというか、雰囲気が良い「だけ」で終わってしまった印象です。
ラストの地底人？エイリアン？の目的もよく分からず、造形も微妙な感じ。(母の腕を掴んだエイリアンの見た目がすぐに母のものに変化していたのは少しギョッとしましたが)
またこの流れなら、ホラーとしてはラストに「もしかしたら今度は母が入れ替わっている？」的なことを示唆する描写が入るのかと思いましたが、そんなこともなくスルッと終わってしまったのがなんとも尻すぼみな印象を受けました。(それとも私が見逃しただけ？)
エンディング曲の不気味な感じはなかなか良かったですが。
決して出来が悪いわけではないですが「雰囲気が良い」以上のものはなかった凡作といった感じですね。
詳細評価
イメージワード
- パニック
- 不気味
- 恐怖
- 絶望的
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