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トップガン マーヴェリック
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トップガン マーヴェリック

TOP GUN: MAVERICK

1312022年5月27日公開

ちんも

5.0

ネタバレ戦略的脳筋映画

本作は3つの性質を持っている。 ①正統的な続編としての「親」と「子」の物語 ②パワー型スカイアクション ③近年の映画事情に対するトムからのメッセージ ① 正統的な続編としての「親」と「子」の物語 親子としての関係性が多彩な方向から表現されていた。ルースターが成し得なかった未来を歩むルースター、マーヴェリックと同じ行動で英雄になる生徒達、ペニーの内面を写したアメリア、父と全く同じ選択をするマーヴェリック。 40年越しにマーヴェリックの背中を押すアイスマンも激アツ。「もっと上手いこと言えよ!」とトムも思ってたんだろうな。。。病気で声を出せないヴァル・キルマーを逆に利用した演出に愛が溢れていた。 ② パワー型スカイアクション すげ。4Dで見るべき。 ③近年の映画事情に対するトムからのメッセージ マーヴェリックの真髄はこれ。 都合の良すぎる展開や辻褄が合わない点を批判する声が散見しているが、この辺は恐らくワザとやっている。だって前作や一世代前の映画はそういうモノだったから。 ここ数年は予想を裏切るどんでん返しやド派手なVFX、ヒーロー映画よろしくサプライズゲスト、悪役を深堀りしたヴィランもの、練りに練られた作品達が「名作」とされてきている。それでいいのかと。 古臭い方法でマッハ10を越えてやろうというのがこの映画。 「あいつならこうするはず→するよねー」と予定調和なストーリーが気持ちいい。 実際にGを受けながらのリアリティ溢れる演技。 アイスマンさえ事前に明かしてしまうし、敵軍の顔なんてスモークヘルメットで隠すし国名もどうでもいい。敵は敵。 最新の機体に対して一世代前の機体で挑むストーリーもこの辺りとメタファーに違いない。 筆者はビジュアルゴリ押し映画の前作が正直好きじゃなかったが、穿った目線で劇場に座ったら見事撃墜されてしまった。 テクニカルな作品が好きな人ほど、このムキムキ映画に捻じ伏せられてほしい。

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