レビュー一覧に戻る
ファイティング・ファミリー
2019年11月29日公開

ファイティング・ファミリー

FIGHTING WITH MY FAMILY

1082019年11月29日公開

ジュン一

4.0

「ケーフェイ」って言うな!

プロレスはストーリーのあるエンターティンメント、 ガチで格闘をしていないのは誰でも知っていること。 それでも常人を超えたパフォーマンスと 予想だにしなかった展開に観客は熱狂する。 実際、試合の最中でのケガも多発し、最悪 死に至るケースもある。 「WWE」に於いて、嘗ての「ディーヴァ」としての添え物的な立ち位置から 男子と対等な存在へと変遷する過程で 一瞬の輝きを放った女性レスラー『ペイジ』の 下積み時代からスターダムへとのし上がる過程の一代記。 とは言っても、ケガによって既に引退をしている実在の彼女は まだ27歳の若さ。 冒頭例によって、実際の出来事を基にしたお話である趣旨が提示されはする。 しかしプロレスの興行が舞台であることも相俟って、、 本編に関しては脚色の度合いがかなり強く出てるんじゃ?と訝る。 そういったややのうさん臭さは漂いつつも、 作品そのものの価値が削がれることはない。 判り易いスポ根モノとして、 家族愛・妬み・友情・挫折・抜擢を手際よくまぶし 極上のストーリーに纏め上げている。 アップダウンの激しい流れの中に見せ場は幾つも。 中には思わず熱いものがこみ上げるシーンもちゃんと用意されている。 主役でもないのにエンドロールの一番にクレジットされているのは 本人役で出演している『ドウェイン(ザ・ロック)ジョンソン』。 加えて「WWEスタジオズ」が制作に絡んでいることからも 本作は「WWE」の壮大なプロパガンダ作品の気配がぷんぷんと。

閲覧数1,378