レビュー一覧に戻る
シン・ウルトラマン
上映中

シン・ウルトラマン

1122022年5月13日公開

Natsu1

5.0

ネタバレ続編が観たいので、映画の興行収入がアップしてほしい

ウルトラファンなら、まず観るべき作品だと思います。 また自分はコアなファンなので一般向けなレビューは書けませんが ウルトラ愛に溢れ「何故ウルトラマンは戦うのか?」 大切なテーマから外れる事無く コアなファンサービスも豊富に盛り込まれていました。 ・タイトルからウルトラQオマージュのオンパレード  (パゴス着ぐるみ使い回しを上手く設定に落とし込んだり) ・白黒放送だったウルトラマン前夜祭オマージュの  銀と灰色の人と融合前のウルトラマン登場、マスクは当然Aタイプ!  (融合前なので、融合後よりも強い。体力消耗も少ない。  Aタイプ好きを唸らせるようなこんな素晴らしい設定や演出が  コアなファンである庵野監督以外作れるのであろうか?) ・BGMや効果音SEの殆どが原作オマージュ ・初代マンを全話観た方なら笑えるやり取り  (ウルトラマンがニセウルトラマンの頭へチョップして  「頭かてぇ~から手いてぇ~」ってなったり) ・巨大浅見分析官 ・ちゃんと初代マンにしか登場しなかったゾフィの黒い鶏冠  (本作ではゾーフィ) これらが巨大スクリーンで観られるだけで行った甲斐がありました。 個人的には庵野監督でなければ、他のどんなに良い監督でも脚本でも コレジャナイトラマンになったように思えます。 (シン・ゴジ、シン・エヴァは正直好きな映画ではないですが) 悪い点は初代マンをセブンのような大人向け作品よりにした事でしょうか? ホシノ少年のような役どころが居ないので、少年の心理描写がなく イデ隊員のような役どころが居ないので、お笑い要素も少ない それにより「禁じられた言葉」が「狙われた街」っぽくなってしまった事。 上記二役が居れば面白みやポップさが出て、原作のらしさも増し 作品にもっと深みを与えたかも知れません。 あまり人類とマンの絆を結ぶような表現がないまま ニセウルトラマン(ザラブ)登場は不要なように思えました。 他にオールCGの戦闘は、どれもやはりチープに感じてしまいます。 最近の海外作品、スパイダーマン・ノー・ウェイ・ホーム アベンジャーズ・エンドゲームのように着ぐるみとCGを上手く融合して リアル感を追求してほしかったです。 またゼットンが兵器であった事、ゾーフィが光の国の使者にも関わらず 人類を排除しようとした事等、コアなファンには微妙なところかも知れませんが 個人的にはオマージュ続きのまま、原作をなぞるだけで 終わるよりは良かったように思えます。 最後に流れた米津玄師の主題歌「M八七」の一説 君が望むなら  それは強く応えるのだ 今は全てに恐れるな 痛みを知る  ただ一人であれ 「痛みを知る ただ一人であれ…」この言葉が実に初代ウルトラマンに相応しい。 個人的には今の人類の行い、コロナ禍、戦争、それらを踏まえて 最後ゾーフィとのやり取りでのウルトラマンの言葉や思いに、号泣してしまいました。 まだバルタン星人、レッドキング、ゴモラ等の人気怪獣や星人も出ていないのに ゼットンが出ただけで、続編がセブンに代わりそうなのも寂しいですが 映画が不人気で、本シリーズの続編すら観られなくなったら悲しいです。

閲覧数4,082