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犬鳴村
2020年2月7日公開

犬鳴村

HOWLING VILLAGE

1082020年2月7日公開

ポンコツ

1.0

ネタバレジャイアンシチュー的な映画

いきなり結論から言うが、去年から今年にかけて観た映画の中で、紛れもなくワーストワン。 デビルマン級の酷さ。 もう、梗概を書く気にさえならない。 中盤まではツッコミどころもあるものの、まあまあなホラー映画なのだけど。 非常に多くの方が言及されている通り、主人公が祖母の父である帽子男の幽霊とダム湖の湖畔で相見えてからがスゴい。 ・ダム湖に沈める寒村での非道の記録を誰が何の為に残すのか。しかもカラーフィルムで。 廃村の鏡にあった年号が昭和22年。 ちなみに日本初の総天然色映画『カルメン故郷に帰る』公開が昭和26年。 ・しかも幽霊が映写機まで操作する。 ・どう見ても山犬がシェパード。 ・村を買い叩くにしても、村人に焼印押す必要は全く無いよね。 ・そもそも、どこで記録フィルムを保管、映写しているのやら。 ・犬鳴村から主人公の自宅までは友人と恋人の幽霊が車に乗り込んでくるけど、ただそれだけ。 ・主人公の父親、呪われた血筋であることを知っていて何で主人公の母親と結婚したかな。 ・散々詰ったクセに「来てくれた」も無いよね。来なかったらどうすんのよ。 ・恋人と友人は呪い殺されたのに、電力会社一族の子孫でもある主人公の兄弟は座敷牢へ幽閉されただけ。その差は何? ・そもそも村人が全滅しているのに、兄弟は誰に幽閉されたの?ご丁寧に鍵までかけて。 ・しかも、さも当然の様にダム湖に沈む前の村へ、村の末裔(=主人公の祖母)出産直前に都合良くタイム・リープ。 ・帽子男、兄弟の幽閉解く手伝いして、妻の産んだ赤子のヘソの緒噛みきって…と八面六臂の大活躍。幽霊なのに。 ・何で散々詰った電力会社の子孫に赤子を託せる? ・「モノノケダンス」の前後については、もはや語りたくないレベルの酷さ。 ・発見された兄の溺死体、最期の状況と違い過ぎるだろ。何で村の夫婦が脚に絡み付いているんだか。しかもコレ、完全に元ネタが稲川怪談。 …本当にキリがないので、この辺で。 心霊スポット、都市伝説、怖い話まとめ、呪い、過去の因縁、獣人変化にタイム・リープ、稲川怪談、果てはお涙頂戴物語まで。ろくに味見もせずに全部ぶちこんだ、このジャイアンシチューの如きテイストの作品を世に公開出来る自信が何よりスゴい。 更に恐ろしいことにこの映画、この出来でシリーズ第1作目。 という訳で。 こんなの星1つ以外つけられない。 それも無星や黒星がつけられないから仕方なく。 全くもってオススメ出来ませんが、カネと時間をドブに捨ててでも悪い意味での怖いモノ見たさを満たしたい方はどうぞ。

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