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恋恋豆花 (2019)

監督
今関あきよし
  • みたいムービー 22
  • みたログ 18

2.77 / 評価:13件

スイーツ脳の方にはたんまらない一作。

タピオカミルクティーブームは、予想通り、ある一定の人気店舗以外は閉店や規模縮小を余儀なくされている。それはそうである。海外から導入されたものが、そこそこに根付くためには、根気よく続けていくための仕掛けがなくてはならない。
タピオカは台湾からというのが定説なのだが、まだ家族になっていない母子が台湾旅行をする、という突拍子もない出だし、それも本当に観客置いてけぼりの設定には面食らう。開始数分でもう台湾って……ただのロードムービーっぽい仕立てからもわかる通り、ストーリーや深い人間ドラマは探し出さないと見つからない程度にしか内包されていない。
この作品を見ていると、総じて「作り物でない」現地フードがわんさか出てくる。これが気に入らない、という評もあるようだが、素朴や着飾らなさを伝えるのに、カメラ映りのいい盛り付けになってしまってはそれは「偽物」でしかない。映画になるから、と気負わずに作ってくれた方々に最大限のリスペクトが感じられた。
とはいうものの、ちょっと豪華な(1800円程度の投資のいる)動く台湾旅行ガイド、という側面からは抜け出せない。よそよそしい二人がちょっとしたいさかいから和解の度合いが進んでいくところくらいは見どころではあるが、本当にそこくらいしかない、というのがいただけない。
ただ、表題にもした通り、台湾が意外なほどにスイーツ大国であることを知らされた一本である。特にタイトルになっている「恋恋豆花」は、そもそもが「豆花(というスイーツ)大好き」という意味合いであり、計ったように日台ハーフのシンガーソングライターが歌うのはベタな展開でもあった。
ヤマ無しタニ無しオチ無し。あれ以上発展のしようがないのも仕方ないところだろう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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