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グレタ GRETA
2019年11月8日公開

グレタ GRETA

GRETA

982019年11月8日公開

つとみ

4.0

自分も知ってる恐怖による没入感

ストーリーのトリックとか、思いがけない展開もない。だからこそ直接的にくる怖さがある。 それは、主人公フランシスが特別なわけではなく、禁忌に触れたり自業自得的な行動からくる被害ではないからこそ、観ている自分にも降りかかるかもしれない恐怖。 中盤までは直接的な凶行はなくとも、明らかにおかしな人物が自分の回りをうろついている怖さは、街で出会ったなんかヤバそうな人に囲まれているような、自分も感じたことのある恐怖の延長で、その時の緊張が増幅されたものを感じられる。 イザベル・ユペールの演じたグレタは、序盤こそおとなしく普通の老婦人に見えるが、終盤の振る舞いは「ダークナイト」のヒース・レジャーが演じたジョーカーを彷彿させる。 グレタの気味の悪さが徐々に膨らんでいくのが面白い。 クラシック音楽の使い方も効果的で恐怖を煽るのに貢献した。 とにかく言えることは、怖かったということだけ。へたなホラーよりよっぽど怖い。

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