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よく分からない、が正解の作品

  • flo***** さん
  • 2020年3月21日 23時11分
  • 閲覧数 336
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

オチがあったり緩急があったりするような、分かりやすい大衆文学的映画とは真逆。
ミステリ映画で謎を解くのはまた違う、そんな分野の脳と心の深い部分を使う作品。
全編通して温度の低いところで展開され、最後はピアニッシモで終わる。

どういうこと?という感想を抱きつつ、でも何かお腹の底に溜まったような。
切なくて、悲しくて、でも所々微笑みを覚える、色んな感情が混じりに混じったものがふんわりずっしり積もった感じ。
表だけではない2人の2年弱の物語を通して、何かひっかかる、よく分からない、と素直に感じるのが結局正解なのかな?と思ったり。
他の人の気持ちには言葉での直接の説明が無いのは、普段の私達の現実と一緒かな、なんて。

そして川・火・雨・雷・植物など自然を通しての暗喩描写が凄いし綺麗。
夕焼けの海は何故か鳥肌が立った。
カメラが登場人物の顔のすぐ側にあるようなシーンが多く、瞳やそこに映る光、口の皺や皮膚感の動きやニュアンスを繊細に捉えていて、まさに人間の細かな感情を発する作品と感じた。

一方で、ちゃんとした物語の正解・結論に、ちょっとでも近づきたいし知りたいので、もう一度映画見直しながら小説も読んでみます。笑
こういう純文学的映画大好き。
是非一度、見ていただきたい作品です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 不気味
  • 切ない
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