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つつんで、ひらいて (2019)

監督
広瀬奈々子
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  • みたログ 31

4.00 / 評価:21件

ある反時代的な装幀者の創造性の一端

  • A/Y さん
  • 2020年10月20日 23時28分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

装幀者・菊地信義の狂おしきまでのこだわり。出版業界に対する反逆のようなものすら感じる。
信じてるんだな、と思う。何を?ザックリ言えば、ものをつくることの力を。菊地氏のデザインは、視覚的なものすら、どこか触覚的に訴えかけてくるような感じがある。視覚にとどまらぬ感覚のどこかに引っかかってくる。業界はどんどんそういった創造性とは真逆の方向に向かっているゆえ、彼の信じる行為、誠実さ、妥協を許さぬこだわりは、おのずと反時代的なものとなってゆく。

やわらかい人柄の一方で、彼のもとで学んだ弟子の仕事を「死装束だ」と言うところにゾッとするような怖さも感じた。菊地信義は「菊地信義」をつくっておきながら追従する者もろともさっさとそれを終わらせて、自分はさっさとどこかへ行ってしまう。常に関係において戯れつづけている。

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