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上映中

街の上で (2019)

監督
今泉力哉
  • みたいムービー 142
  • みたログ 331

4.00 / 評価:274件

なにものにも代えがたい当たり前の日常

  • kap******** さん
  • 2021年4月29日 11時59分
  • 閲覧数 691
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

彼女に浮気された上に理不尽に分かれた青年が、
突然学生の自主映画への出演依頼が来て、
と言うただそれだけの話です。

何が起こるわけでもない。
主人公の青も、現れる女性たちに巻き込まれて右往左往するだけで
ひたすら何もしません。
物語を通して登場人物たちが成長するわけでもありません。

それを象徴するような主演の若葉竜也の何者でもない感がいい。

映画の出演と言っても、ただ本を読むだけなのに、
一張羅を着て練習までする。
何を期待しているのか。
青に渡された映画の衣装が今着ている服とほぼ同じ。
とか、そこはかとない笑いが楽しい。

青とイハとの固定カメラで10分近くの長回しの恋バナがいい。
君が世界の始まりでもいい味を見せた中田青渚の関西弁が
ここでもいい味を出しています。

ラスト近く、それまで接点のなかった登場人物たちが出くわして
お互いの思いのすれ違いや思い込みで
コントのような噛み合わない会話が繰り広げられて大爆笑。

前半の別に何と言うこともない青と警官のエピソードが
後半のまさかの伏線になって物語が大きく展開します。

「芸術は永遠に残るが街はどんどん変わっていって残らない」
と言うカフェの店長に
「街はそこに在り続けるだけで凄い」と言う青の言葉が印象的です。

下北沢と言う街には行ったこともないし
再開発でどう変わっているのかも知りませんが、
街の醸し出す雰囲気がそこに暮らす若者たちによくマッチしています。

エンドロールが流れるのが残念で、いつまでも見ていたい映画です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • 切ない
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