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上映中

街の上で (2019)

監督
今泉力哉
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4.00 / 評価:267件

和製パターソン(古書ビビビにパンフあり)

ただ下北沢が舞台の映画というだけではない。
主人公の「青」こそ、下北沢を擬人化した存在である。
いろいろな人に出会い、話を聞く(聞かされる)。
いろいろな人生を受け入れる。
世の中のものさしでは非常識なことも、許される。
そんな神のような存在の青こと下北沢。
これは、ジム・ジャームッシュ監督作品「パターソン」ととてもよく似ている。
下北沢。それは、魅力に満ち溢れた場所であるが、誰もが許されてしまう街に長く住みついてしまうことで、はっきりいってダメ人間が形成されていく。出演者の中で下北沢に染まらない人たちは、下北沢の人間と相反する人生を歩んでいることがわかる。
この映画は幸せな気持ちになるものではない。移りゆく日常の中で人はどのようにして成長し、安住のコミュニティーから抜け出していくかを考えさせられる問題作であった。

この映画の話ではないが、例えばクラブのシーンで全くクラブっぽくない映像が流れるとその作品は一気にチープになる。「現代日本のイメージ」というのがオタク感満載だった「ブレードランナー 2049」は大変もったいないと感じたように。
今泉監督作品はその不安が一切ない。今回も、下北沢そのままの情景や本当に暮らしていそうな人物描写といった、リアリティーが打ち出されている。丁寧な下北沢のグラフィティ映画とも言えるだろう。
だからこそ
・下北沢に行きたくなった!!!
・小ネタ満載でとっても面白かった!!!
と映画を観たことがないのであろう馬鹿が集まるフィルマークスの感想は全く見ずぜひチェックしていただきたい作品である。

詳細評価

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