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パリの恋人たち
2019年12月13日公開

パリの恋人たち

L'HOMME FIDELE/A FAITHFUL MAN

PG12752019年12月13日公開

bakeneko

5.0

ネタバレ大抵の恋愛の主導権は実は女性が…

フィリップ・ガレルの息子で、「ドリーマーズ」「グッバイ・ゴダール!」などに出演しているルイ・ガレルが監督・主演したフランス恋愛譚で、デビュー後なかなか決定打に恵まれていなかったジョニー・デップの愛娘:リリー=ローズ・デップ(19歳)がコケティッシュな魅力を発散しています♡ 映像ジャーナリストの青年アベル(ルイ・ガレル)は、3年間同棲した恋人マリアンヌ(レティシア・カスタ)に親友のポールとの妊娠を告げられ別れることになる。数年後ポールの葬式の際に再会した2人はそのまま同棲し元のさやに納まるかに見えたが、マリアンヌの息子:ジョゼフ(ジョゼフ・エンゲル)やポールの妹で幼少時からひたすらアベルを想い続けていたイブ(リリー=ローズ・デップ)の思惑が複雑に絡んできて…という恋愛スクランブルで、マリアンヌの連れ子のジョゼフのミステリアスな母親描写に幻惑され、マリアンヌvsイヴの恋愛バトルに困惑するー優柔不断で優しい:いかにもフランス男をルイ・ガレルが好演しています。 恋愛のミステリアス&サスペンス&箴言的な部分を生き生きと映し出して、トリュフォーやエリック・ロメールの名作の息遣いが確実に受け継がれていることに嬉しくなってくる作品で、「逃げ去る恋」のアントワーヌ・ドワネルに代表される女性の掌の上で転がされるフランス男キャラの健在にも拍手したくなります。 冒頭のマリアンヌの告白から観客を一気に物語に惹き込む作劇も見事な作品で、ダラダラと引っ張らずに75分とコンパクトに纏め上げられている恋愛譚の佳作ですよ♡ ねたばれ? 1、劇中に掛かっている映画は、バーバラ・スタンウィックが複雑な女性を見事に演じ、またカーク・ダグラスのデビュー作でもある心理サスペンス「呪いの血:THE STRANGE LOVE OF MARTHA IVERS(1946年)」で、こちらも主要登場人物4人の心理の掘り下げと全編を貫く緊迫感が見事ですよ! 2、で、主治医は何故自分がゲイだと言ったの?

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