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再会の夏
2019年12月13日公開

再会の夏

LE COLLIER ROUGE/THE RED COLLAR

832019年12月13日公開

wxj********

2.0

ネタバレこの男、すっげー小っちゃい!!

冒頭、1匹の犬が昼夜を問わず、ある建物の前でずっと吠え続けている。 どうやら、この留置所の中に、ご主人様がいて待ち続けているらしい。 第一次世界大戦の英雄で武勲をあげたジャック・モルラックは、一転して留置所に収監され、頑なに黙秘を続けている。 そんな彼を軍法会議にかけるか否か決めるため、パリから軍判事ランティエ少佐がやって来る。 ランティエは、留置所の外で吠え続ける一匹の犬に関心を寄せる。 人懐こく、忠実で可愛らしい名も無き犬との交流は、微笑ましくて心温まる。 ランティエは、モルラック本人を審問するのだが、心を閉ざし荒んでしまっている。 やはり、戦争での辛い経験から、トラウマを抱えているのだろうか? モルラックは、戦場で戦績を上げて負傷、勲章を授与され英雄として讃えられたのだが、国家を侮辱したとされ、収監されているのは、何故なのか? 謝罪すれば免除されるのに、本人は頑なに拒み、まるで有罪を望んでいるよう。 一体何があったのか、ランティエは周囲の人物からも、丁寧な聞き込みを開始。 村の人々も、モルラックに対しては好意的で、評判も良かった。 彼を調べるうち、学識豊かな恋人ヴァランティーヌの存在が浮かび上がる。 物語は、現在のモルラックとランティエの対話と、過去の回想が交互に交錯しながら展開。 出兵するまで、戦地での出来事、帰還してから現在に至るまでが、徐々に明かされていく。 モルラックとヴァランティーヌは、出会ってすぐに激しい恋に落ち、幸せな日々を過ごしていた。 あの犬は、元々ヴァランティーヌが世話をしていたのだった。 やがて戦争が勃発、2人は引き離されてしまうが、犬は一緒に戦地までやって来た。 戦場での凄まじい戦いぶりは壮絶で、戦争の悲劇と悲惨さを訴える作品でもある。 意外と犬が活躍するなど、戦闘能力が高くて驚いた。ちゃんと敵が分かるんだね。 ピッタリと常に寄り添う犬の忠誠心の高い事、忠義を貫く姿に頭が下がります。 ずっと傍にいたこの犬だけが、全ての真実を知っているのだと分かる。 モルラックは、ヴァランティーヌが息子を産んだことも知っているのに、なぜ帰ろうとせず、会おうともしないのか? そしてランティエは、調査を進めるうちに、ある誤解からモルラックが自暴自棄になったと知る。 ヤケクソになって大衆の前で国を批判し、侮辱した行為は、ある怒りと復讐からだった。 ・・・って、オイオイ、お前どんだけ小っちゃいねん!!って、愕然とした。 この男、小っちゃい小っちゃい、器が小さすぎるし、ショボすぎる。子供かよ! 自分が勝手に勘違いして、すねちゃいましたってか?銃殺刑でも構わないってほど?! もう、真相が明らかになり、彼の心情が明かされた時、心の中で「小っちゃっ!!」って叫んだわ。(笑) フランス版忠犬物語とあるので、てっきり犬との絆を描いた感動作かと思いきや。 真実を知ったランティエの見事な「大岡裁き」で、傷付いた心を溶かした、という恋愛モノ。 誤解が晴れて、チャンチャン♪ですか、全く人騒がせな。。。 なんじゃそりゃ、その程度の理由かよ、しょーもな!とずっこけました。(笑) 時代的に、さっさと処刑されてもおかしくないので、懸命に調べてくれるランティエみたいな人徳者がいて、ラッキーだったね、というだけ。 優しくて物分かりが良いランティエが、判事をしている事は素晴らしく、感動的ではありますが。 ランティエのおかげで、救われ、再生を遂げて良かったね、と思うけど。 ちゃんと話を聞かなくて、勝手に思い込んだあんたが悪いんじゃん!と思ったのは私だけでしょうか・・・。 嫉妬して自棄を起こす男って嫌だねー。もう少し信じてやれよ~、って。 犬・・・、あんまり関係なかったというか、そこがメインじゃないのね。 もうガッカリ、拍子抜けしました。

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