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5.0点
「HACHI約束の犬」のような号泣愛犬話を期待すると外します。チラシに使われている男は重要キャストなれど飼い主じゃないし(でも素晴らしい人格者)。 主人公ジャック、ヘタレです、女々しいです。愛した女を信じ切れないバカ者。しかしそれが人間、男なのじゃないかな。戦争で負った体と心の深い疵。誰が彼を責められる?声高に反戦を描いてはいないけど、でも戦争の愚かしさ、虚しさは沁みて来る。そして人間の弱さ、脆さも。 結局、名前さえ付けられない犬がジャックを女の下へジャックを返した。そのラストシーンが素晴らしい。ジャックにそんなに愛されたシーンはないけど、この忠義心。切ないな。フランス映画の空気、沁みます️
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