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3.0点
この作家にこのようなイメージと違う歴史があったとは・・・という観点では興味深いかもしれない。 ただ冷静に考えると、その苦難の始まりは自分が作っているので、単純に「苦労したのね〜」、とか「よく頑張ったのね〜」などとは同情できない。 むしろ彼女の父母が、あの時代、娘に罵られながらもよく耐えたなと思う。 事実なのだから、このパートはあっても良いが、そのあと子供文学の最高峰に昇りつめるまでも描いてくれないと、単に「人は見かけによらないのね」というイメージを持つだけで終わってしまう。 やはり、あの独創的な文学が生まれ、女性としては珍しかったであろう作家として成功する過程もしっかり描いて欲しかった。 だってそこが一番興味のあるところだから。
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