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8番目の男 (2018)

JUROR 8

監督
ホン・スンワン
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3.88 / 評価:16件

韓国の陪審員は8人なんだ!(日本は6人)

  • bakeneko さん
  • 2019年11月6日 8時38分
  • 閲覧数 260
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

日本よりも1年先んじて、一般人を刑事裁判に参加させることになった韓国の裁判所の当時の混乱に材を採ったフィクションで、言わずと知れた裁判劇の名作「十二人の怒れる男」を上手に翻案したディスカッション推理劇の佳作であります(題名の「8番目の男」が既に、映画ではヘンリー・フォンダが演じた陪審員No.8を暗示していますよね!)

元来は1954年のTV作品だが、1957年に映画化されたシドニー・ルメットのデビュー作「十二人の怒れる男」が古典として知られ、何度もリメイク&舞台化もされた(日本では三谷幸喜のパロデイ「12人の優しい日本人」が有名)-“12 Angry Men”を、舞台を韓国に移してオリジナルの脚色を施した推理劇で、
オリジナル「十二人の怒れる男」の―
尊属殺人事件
雨の中の目撃証言
只一人だけ=8番目の陪審員が疑問を抱く発端
明白と思われる事象が覆されてゆく―知的推理劇
様々な種類の陪審員の背景と衝突
ディスカッションによる有罪と無罪勢力の逆転
-を踏襲しつつ、オリジナルでは語られなかった独自の真相解明へと発展してゆきます。

アメリカの陪審員制と韓国の陪審員制の相違も裁判劇にしっかり採り込まれていて、陪審員数:12人→8人となっていることではーこのくらいの人数の方が全員を描き込み易くなっていますし、
裁判の決定権では、アメリカの陪審員の決定が絶対→韓国では裁判官が最終決定をする(陪審員の意見はあくまでも参考にするだけ)-という取り決めが、陪審員たちの採決後も判決の行方が覆される可能性の緊張感を産んでいます。
オリジナル版の登場人物たちのキャラクターを覚えていると、“韓国版の8人がどのキャラクターに相当するか?”―でもあれこれ考えて楽しめる作品ですが、
韓国版では、“証拠の信頼性に疑問を呈したけれど真犯人まで言及しなかった”=オリジナル版を大胆に改定して事件の全容を見せてすっきりさせてくれますし、日本の裁判員制度と共通性や相違点を比較するのも勉強になりますよ!

ねたばれ?
1、伯父さんのくせに肉親に不利な証言をしなくても…
2、で、金槌はどこから?
3、結局一番悪いのは、杓子定規で実情に対応してくれない役所ってことですな…

詳細評価

物語
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