★昭和レトロな映像とキャストが良かった★
- のんのん さん
- 2020年2月20日 15時12分
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- 役立ち度 5
- 総合評価
好きな大泉洋さんが、出演していて、
監督も、成島出監督なので、
楽しみにして鑑賞♪
「八日目の蝉」「孤高のメス」の、
成島出監督作品
原作は、ケラリーノ、サンドロヴィッチ
戦後まもない、昭和の日本。
雑誌の編集長を務める、
田島<大泉洋>は、何人も愛人がいた。
しかし、そんな今までの自分を反省して、
愛人達と別れて、妻<木村多江>と娘との、
生活に戻ろうと、決意する。
そこで、田島は、美人だが、粗野な、
キヌ子<小池栄子>に、妻の振りをしてもらうという、
アイデアを思いつくのだが。。。。。
出だしから、キャストの話し方が、
舞台セリフを読んでいるような感じだなと思ったし、
オーバー気味の演技に、違和感だった。
鑑賞後調べたら、本作が、太宰治の未完の遺作である、
「グッドバイ」を、ケラリーノ、サンドロヴィッチさんが、
2015年に舞台化し、評判になった作品を、
成島出監督が、映画化した作品だという事がわかった、
それで本作の演出が、演劇風なのだと思うが、
映画と舞台は違うので、演劇風にしなくても、
良かったのではと思った。
大泉洋さんは、太宰治の陰鬱なイメージとは違うが、
優柔不断で優しい役柄には、ぴったりはまり、
コミカルな雰囲気で、とても良かった!
小池栄子さんは、だみ声が終始違和感で、
小池さんなら、声を変えなくても、演技力で、
十分表現できるのにと思ったが、声以外は、
役柄を演じきっていて、魅力的で、すごく良かった
大泉さんと小池さんの二人の掛け合いが、
息もぴったりで、コミカルで、面白くて、笑えた!
他キャストみなさん、とても個性的。
昭和レトロな雰囲気漂う、ノスタルジックな映像が、
ロマンチックで、とても、キレイ!
キャストの衣装も、クラシカルで、お洒落で、素敵♪
昭和の時代への郷愁と、愛着を感じさせる、
本作の、全体に流れるテーマは、、
「大切なのはお金でない」という事で、
現代社会にもはびこる、お金第一主義の価値観に、
そうではないという事を伝えたいのだと思ったし、
作品冒頭の、リアルな戦争の映像は、
平和な世の中が一番だという、メッセージも感じた。
ケラリーノ、サンドロヴイッチさん<本名小林一三>は、
外国人の方かと思っていたけど、日本人で、
奥様が、本作にも出演されている、
緒川たまきさんなんですね。
ストーリーも、練られているし、
演劇風の演出は、違和感があったけど、
作品の昭和レトロな雰囲気は、すごく好きだし、
全体的には、面白く観られて、楽しめました。
気楽な気持ちで、楽しんでください!★
詳細評価
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