2019年12月13日公開

2人のローマ教皇

THE TWO POPES

1252019年12月13日公開
2人のローマ教皇
4.2

/ 157

45%
39%
11%
4%
1%
作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

2012年、カトリック教会の方針に納得できないベルゴリオ枢機卿(ジョナサン・プライス)は、ベネディクト教皇(アンソニー・ホプキンス)に辞任の意思を伝える。だが、スキャンダルの問題で苦悩するベネディクト教皇は辞任を許可せず、ベルゴリオ枢機卿をローマに呼び寄せる。正反対の考え方を持つ二人は、時間を共有する中で理解を深めていく。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(23件)

知的25.6%楽しい11.6%かっこいい9.3%笑える9.3%コミカル9.3%

  • とし

    4.0

    コンクラーベ

    2021年6月9日 映画 #2人のローマ教皇 (2019年)鑑賞 実話を元にした新旧ローマ教皇の交代を巡る会話劇。ローマ教皇になるのも権力闘争! カトリックの信者数を字幕では13億人と書いてあるのに、吹き替えでは1300万人と言っていた。誰も気づかなかったのかな? まあ、#ジョナサン・プライス がよかった

  • 114

    5.0

    罪とは

    会話劇なのに、どんどん惹き込まれて面白い。手ブレなどでドキュメンタリー感というか、実際の映像を盛り込んだりするところが、シティオブゴッドのフェルナンドメイレレス監督感がある。ただ、ここまでシンプルに会話劇で面白くできる監督の技量が凄まじいし、なにより二人の名優の演技力も半端ではない。 カトリック教会の最高位の最高位。キリスト教徒から言えば、最も神に近い人間なわけで、無宗教に近い神道と仏教徒(つまりみんなと同じ)の自分でさえも、こんな人の生活なんて想像できないところ。なのに、本作は気さくな面白いおじいちゃんではないか! 特に、ベルゴリオ=フランシス教皇は普通の人。アバのダンシングクイーンを鼻で歌い、スポーツバーでサッカー観戦。てか、バチカンあたりで枢機卿の人がバス乗ってても、誰も見向きもしないの!?教皇は流石に集まってくるとは思うが。教皇の次に偉い人たちが枢機卿の人たちなのに、知名度の差がありすぎる。ベネディクトさんも、陰ではめちゃくちゃ普通な生活してる。そういった、ギャップな感じがコメディで笑える。 信条は相反するふたり。でも、それを除けば大親友と言っていいほどに仲が良くて、気が合う。そんな矛盾してる友情関係が面白いし、ほろっと泣ける。ベネディクトが孤独だということを告白したときなんか泣いてしまった。宗教というものを通り越して、心を開ける人間関係が描かれるのが良い。 そうして、フランシスは過去の告白をする。これは、町山さんの解説で予め知っていたし、大学のラテンアメリカの講義でフランシス教皇に触れることがあり知っていたが、重い罪悪感を背負って生きているからこそ、今の謙虚さがあるということ。そう思うと、原罪を背負って生きるイエスの生き方というのは、罪悪感というものを持ってこそ謙虚に生きれるということを思い知らされる。(伝記映画のローマ法王になる日までも見ようかな) 人間、罪を犯さず生きてこれた人なんていない。誰もが「人間」である。罪を犯した時に、排除するのではなく、手を差し伸べることが大切。こんなに良い事ばかり教えてるクリスチャンでさえも、やはり今のアメリカのような問題が起きてしまうのね。匿名性のあるネットでのリンチとか、メディアリンチ、ポピュリズムとかビジランティズムとか、色んなことで排除が起きてしまっているなか、このふたりの教皇が罪を告白し、その罪を許す。そして友として分かち合う。この姿を見て、世界の人は変わってほしいな。これこそお手本。 話は変わるけど、ルイビトンのインスタで広瀬すずがモデルの写真を投稿した時に、英語でコロナウイルスだと書かれまくってる問題。こうしてアジア人差別が多発してる今、フランシス教皇のお声を聞きたい。クリスチャンじゃないけど、そう思った。 アンソニー・ホプキンスもジョナサンプライスも最高の演技。ネトフリって、マリッジストーリー然り、しっかりとこういう映画を作らせてくれるのは嬉しい。ちゃんと役者の力量が発揮できる映画を作ってくれるのは、役者としてもこの上ないものだと思う。ジョナサンプライス最高すぎて、取ってほしいと思ってしまった。あの顔凄い良い。

  • pow********

    4.0

    2人の主役俳優が見どころ

    映画を面白くする要素として、映画自体の個性や作家性を色濃くするのはやはり監督。撮影監督に注目することは、一部の映画オタクだけ。撮影監督の個性を活かすも殺すも映画監督の采配次第。俳優は…俳優の力ほど不確かなものはない。俳優は時に客寄せの広告扱いで演技をあてにされてないことだってありえる。志しの低い商業映画なんかそう。 アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス。この2人を観たくて仕方ないというファンも中にはいるだろうが、近頃俳優の演技に興味津々で映画を観に行くなんて楽しみ方は絶滅した生活習慣なんじゃないのか。 だから、この2人に興味があったわけでもなく、ただ何となく観たらこの2人のお爺さん神父の演技を心底味わえる映画だった。そして、面白い。俳優の演技が面白い映画。改めて俳優は映画にとって重要な要素だと思わされる映画だった。 そういえば、同じネットフリックスのマリッジストーリーも2人の俳優スカーレット・ジョハンソンとアダム・ドライバーの演技の素晴らしさでもっていたし、アイリッシュマンもデニーロとパチーノの演技でもっていた。わざとらしさがなく、かといって地味でもない、絶妙な線が出た演技はどれも素晴らしいかった。 ネットフリックスは、俳優の素晴らしい演技を活かした映画を作るのが得意のようだ。俳優の主権回帰路線が今後続くような気がする。

  • mos********

    4.0

    レクターとサムラウリー

    キリスト教徒のすくない日本では法王にたいして、えらい人という以上の主体的な感想はない──と思う。ましてスポットライトを見ていれば聖職にいい印象を持っていない。わたしもそれである。 ぜんぜん知らない世界ではある。ぜんぜん知らない世界なのに、聖職者による性的虐待は、むしょうに腹の立つことだ。それは、おもてむきでは説教をたれる人が、抵抗のできない子供の性をもてあそぶことの卑劣さを思うからだろう。 聖職者と信者とその子供は、泣き寝入りや箝口に至りやすい位相構造を持っている。そもそもキリスト教が歴史からして死屍累々の宗教なのもあって、あくまで雑感ながら、いい印象はない。 これは学校と教師に対する庶民感情にも似ている。 わたしはかつてよく殴られたので教師にいい印象はなかった。ただ年を食って、同級や知友として教師を持ってみると、ほんとに彼らは苦労されている。まともな教師と話すほどに、世間の論調がうそのようだ。とうぜん今となっては、教師を教師だというだけで貶す気にはなれない。 すなわち世論によって、あるいは一部の不埒によって、もっとも迷惑を被ってしまうのは、まじめな聖職者たちだろう。もし聖職者を知っていたら、かれらの苦労を共有できると思う。 ただこれは非キリスト教の雑駁な感慨であって、信者やヨーロッパ諸国人の感じ方とは異なるであろうし、もとよりぜんぜん知らない世界ではある。 この映画の敷居が高いのは、非キリスト教であることに加えて、法王とはいえ、ひとかわ剥けばご老人の話だからでもある。よくこれを配信したなと思う。 Netflixに関する余談ながら、──わたしが設定をよく解ってないからかもしれないが──、おすすめでも新着でもない奥深くに、とんでもない良作が隠れている。これもそんな映画だった。 とはいえわたしとて見たのはふたりの法王がレクター博士とサムラウリーだったからだ。とりわけジョナサンプライスはわたしにとって未来世紀ブラジルの人で35年経てもまだそれが抜けない。 役者に演じさせているにもかかわらず、映画はドキュメンタリーの構造をしている。人物の撮り方も、エイジングを施した挿入シーンも、感情/感傷を出さない演技も、滞りなく見られるが、裏に相当な特殊技術を感じた。巷間の人々も、バチカン広場を埋め尽くす観衆も、完全にシームレスに映画と融合している。 懺悔として教区内の性的虐待を看過したという件があった。そこで倫理的に解釈が別れるかもしれないが、映画はすごく良かった。

  • 柚子

    3.0

    教皇と言えど、人間

    宗教映画じゃなく、「人間」のドラマ 人間だから完璧じゃないし、罪も犯す それでも聖職者たるもの 教皇たるもの 使命を果たそうと、自問自答している 神の声が聞こえる? 幻覚では? フィクションだろうけど、本当にピザとファンタで、サッカー観戦していたらいいね バチカン市国が垣間見れたのは、嬉しい あのピエロみたいな制服は、ちょっと笑える(^_^;)

スタッフ・キャスト

人名を選択するとYahoo!検索に移動します。


基本情報


タイトル
2人のローマ教皇

原題
THE TWO POPES

上映時間

製作国
イギリス/イタリア/アルゼンチン/アメリカ

製作年度

公開日

ジャンル