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2人のローマ教皇
2019年12月13日公開

2人のローマ教皇

THE TWO POPES

1252019年12月13日公開

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4.0

2人の主役俳優が見どころ

映画を面白くする要素として、映画自体の個性や作家性を色濃くするのはやはり監督。撮影監督に注目することは、一部の映画オタクだけ。撮影監督の個性を活かすも殺すも映画監督の采配次第。俳優は…俳優の力ほど不確かなものはない。俳優は時に客寄せの広告扱いで演技をあてにされてないことだってありえる。志しの低い商業映画なんかそう。 アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス。この2人を観たくて仕方ないというファンも中にはいるだろうが、近頃俳優の演技に興味津々で映画を観に行くなんて楽しみ方は絶滅した生活習慣なんじゃないのか。 だから、この2人に興味があったわけでもなく、ただ何となく観たらこの2人のお爺さん神父の演技を心底味わえる映画だった。そして、面白い。俳優の演技が面白い映画。改めて俳優は映画にとって重要な要素だと思わされる映画だった。 そういえば、同じネットフリックスのマリッジストーリーも2人の俳優スカーレット・ジョハンソンとアダム・ドライバーの演技の素晴らしさでもっていたし、アイリッシュマンもデニーロとパチーノの演技でもっていた。わざとらしさがなく、かといって地味でもない、絶妙な線が出た演技はどれも素晴らしいかった。 ネットフリックスは、俳優の素晴らしい演技を活かした映画を作るのが得意のようだ。俳優の主権回帰路線が今後続くような気がする。

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