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2人のローマ教皇
2019年12月13日公開

2人のローマ教皇

THE TWO POPES

1252019年12月13日公開

mat********

5.0

ローマ教皇とローマ法王の違い

宗教映画は苦手だが、ここでの評価が高いし、レビューを読むと堅苦しい作品でもなさそうだったので観ることにした。 始まってすぐに気が付いた。 「ローマ教皇とローマ法王はどう違うんだろう?」と。 劇中に教皇も法王も出てくるのかと思っていたが、帰って調べると同じだった。 2019年に日本でも「教皇」に呼び名が統一されたらしい。 映画は本当に堅苦しくなく、教皇や枢機卿だってアバやビートルズを聴くしサッカーも観る。 ローマ教皇はドイツ人。そこへアルゼンチン人の枢機卿が引退の許可をもらいに訪ねてくる。 アルゼンチンはタンゴとサッカーの国なので枢機卿はサッカーが大好き。 枢機卿のセリフに出てくる「サン・ロレンソ」や「ウラカン」はアルゼンチンのサッカーチーム。 二人の会話には「来年のW杯決勝ではドイツとアルゼンチンの決勝が観られるかもしれませんよ」という会話も出てくる(2014年W杯は実際にそうなった)。 二人の禅問答のような会話劇が始まるが軽妙洒脱な会話も出てくるし二人の演技が素晴らしいので退屈はしない。 実話の映画化なので最後の方は実際の映像が出てくるが、ラストがすばらしい。 面白い作品だとは思うが、キリスト教の映画なのでオスカーは無理だろう。 エンドロールがまた考えられていて、アルゼンチンで撮影された部分を紹介するロールにはアルゼンチンの国旗がつけられ、背景の色も国旗の水色になる。 テーマがテーマなので観る人を選ぶ作品かも知れないが、自分は面白かった。

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