bas********
4.0点
キリスト教信者ではないので その教義的な背景を含めた理解は難しいのだが 単純に二人の老人の奇妙な友情物語として 結構楽しく観れた。 ベルゴリオ枢機卿、後のフランシスコ教皇は どこをどう見たって好人物。 一方ベネディクト16世はやや頭でっかちな性格で 対照的な二人の老人が友情を育む姿というのは 「最高の人生の見つけ方」に近いものがある。 「最高の人生の見つけ方」が様々な冒険をして 友情を育んでいくのに対し 本作は互いの「懺悔」を通して友情を育むというのが 非常に地味なんだけど映像の美しさでカバー。 それぞれの懺悔の念とそれに対する赦しが美しい。 ただここがキリスト教徒でない分 心情的に、信仰的に理解し難い部分もあるのも事実。 でもラストシーンは最高よ。 なんて微笑ましいんでしょ。
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