あらすじ・解説
幼少期をイギリスのロンドンで過ごした吉田(笠松将)は、日本の閉塞的な空気が嫌で、学校と距離を置くようになっていた。あるとき吉田はヒップホップと出会い、ラッパーとして活動を始めるが仲間に裏切られ、気が付けばただのドラッグディーラーになっていた。吉田は逮捕され、追い打ちをかけるようにある悲劇に見舞われる。
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作品レビュー(8件)
- mai********
3.0点
そして伝えられなかった思い。 それはある特定の誰かに対しての事。 どこかできっと人はそれを抱えて生きていくんだろう。 いつかどこかでその思いを晴らせる時が来るまで。 後悔はいつまでもどこまでもうず高く積み上げられていき それを飛び越したいと思っても叶う事はない。 歌い続けていたら届くかな? 歌声が遥か彼方の空の向こうにいる姉さんに届くかな? いつも守ってくれてありがとう。 いつも気にかけてくれてありがとう。 いつも俺ばかりでごめんなさい。 いつか話を聞きに行くからさ。 それまでそこで待っててよ。 また姉弟になろうね。 すぐそこに堕ちる世界がある………のだろうけれど、そこに自分が踏み出さない限りは堕ちる事はない………と思いたい。 笠松将さんの存在感に尽きる作品。 そんなに簡単に裏社会に繋がる扉があるんだろうか? と思えてしまうような部分はありつつも 裏というよりは 人が抱え込んでしまってどうする事もできなくなる闇を 如何に解き放てるか? 生きやすい社会があれば…そんな風に思えてならない。 2020年9月27日シネマテークたかさきで鑑賞
- 柴犬
3.0点
やはり笠松将が良い。雨もカメラも編集も好みだ。ただ彼の声を匂わせつつ、溜め、それらを重ね過ぎたかとは思う。 過信と挫折は描かれていた。でもその先の光はわずかだった。 ようはもっとラップが欲しかった。満腹にならずとも腹八分くらいは。でも半分もくれなかった。クールっちゃクールか。 路地裏を歩く二人がクライマックスとなった。
- dop********
5.0点
花と雨が流れる瞬間鳥肌が立つの間違いなし。 まだ上映開始して1週間しか経ってないのに席がスカスカ…わかってる人しかいない感じ。花と雨と聞いてピンとくる人は間違いなく楽しめる作品だと思います。
- ysu********
5.0点
ネタバレ花と雨の聴き方が変わる
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mov********
5.0点
ラップとは無数の言葉によって紡がれるリリシズムだ そしてこの映画はそれを、本来はラップを構成している筈の言葉たちを削ぎ落とした画面で伝えようとしている 映像作家として名高い作者の初映画監督作として、自身にしか成し得ないアプローチを試みようという気概を感じた SEEDAというラッパーはアルバム「花と雨」で日本のアングラ・ヒップホップ界のヒーローとなった 起承転結の優れた名盤だが、この作品でもそれをなぞっている事、笠松将の常に無数の言葉たちを内に抱え込んだ演技に胸を打たれた ヒップホップに詳しくない人にも観てほしいと思った
スタッフ・キャスト
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