幻想の世界に何度も浸りたくなります
- mt5***** さん
- 2020年11月20日 9時45分
- 閲覧数 1618
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- 総合評価
2019年東京国際映画祭にて鑑賞しました。
11月20日公開ということでワクワクしています。
手塚治虫原作、その息子手塚眞監督、クリストファー・ドイル撮影というだけで期待MAX。
手塚治虫漫画の世界観は、少し大人向けの作品では人間を超越した処にあるように感じます。その中でも彼自身を投影させているような、作家として苦しんでいる様子が伺える作品だと思います。そして、手塚眞監督の作品は芸術的で観念的だと思います。現実なのか幻なのか、いつの時代なのかも関係ない普遍的なものを描いているように感じます。
稲恒吾郎は小説家美倉洋介そのもの。彼は孤独と苦悩を内包した役がとてもよく似合います。そして二階堂ふみはばるぼらそのもの。中性的にも色っぽくも変幻自在です。そして何より2人の美しいシーン。クリストファー・ドイルが撮影しただけあり、しっとりと幻のような何処だかわからない世界が広がります。
何度も観たいと思います。
詳細評価
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