レビュー一覧に戻る
仮面病棟
2020年3月6日公開

仮面病棟

1142020年3月6日公開

ked********

2.0

ネタバレ終盤の展開ですべてがぶち壊された

WOWOWを録画して鑑賞。ストーリーは、坂口健太郎演じる医師が臨時で当直をすることになった病院。そこは、身元不明で認知症の患者の臓器を勝手に取り出し政治家や金持ちの患者に移植を秘密裏に行っている病院だったというもの。ピエロの仮面をかぶったコンビニ強盗犯が永野芽郁演じる女性に怪我をさせ病院に連れ込み病院に籠城。次第に病院の隠れた姿が明らかになっていく。序盤から中盤にかけては、ピエロの真の目的は何か、永野演じる女性の役割はなにかなどサスペンスらしい鑑賞者に考えさせる要素もありなかなか面白かった。 しかしながら、終盤にかけて大きく失速、それまでの展開を台無しにしてしまった。まず、永野演じる女性は、姉と一緒に交通事故に遭い、姉も自身も臓器を摘出され、姉は死亡、ピエロも身内が移植のため臓器をとられていることが明らかになるが、ただこの病院で行われている臓器移植が秘密裏に実行できたのは身元不明の認知症患者だったからであり、ここで大きな矛盾が生じている。 一番だめなのは、永野演じる女性が、ピエロとの約束を破り院長や看護師を殺害した上、ピエロも殺害しピエロ一人に責任を押し付け自分だけが大金をもって逃げおおせたことだ。ピエロは自分と同じ境遇にありながら色仕掛けで仲間に誘い利用するだけ利用してあっさり殺害、これでこの女に全く共感できなくなりむしろ怒りを覚えた。 そして坂口演じる医師、終盤で記者会見を行い病院を告発するが、先輩医師を含め5人を殺害した極悪犯人の女については告発した様子はなかった。ラストでは女がのうのうと逃げていることが明らかとなるので、告発はしなかったということであろう。結局はこの医師も形だけ、自分に都合の良い正義感にすぎず、共感できなかった。 中盤までおかしな点もあったがそれなりに面白かったのに残念な作品である。やっと星二つに届く程度だろう。

閲覧数1,347