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ミセス・ノイズィ (2019)

監督
天野千尋
  • みたいムービー 141
  • みたログ 348

4.13 / 評価:294件

見逃さなくてよかった

あらすじを読んでも全く興味湧かなかったんですが、少し経ってから、あれ?割と評価良いねと思い観てみたら大正解。
視点のバランス、エピソードの強弱、非常にレベル高い脚本でした。

最初観終わった時、旦那さんには特に問題なく冷静で良識的な人に思えたのですが、よーく思い出すとそもそも約束の日にスタジオ行ったのが発端でしたね。
そこに気づくと冷静で良識的という印象も、責任感の希薄な冷たい人という見え方をしてきます。

この映画の登場人物たちは、皆それぞれに問題点があって、映画を観る側は誰の視点に立ってもやはり問題のある視点となってしまう。
この映画はその時見える事象への共感は引き出しつつ、軽薄な共感を持った人を打ちのめす作りになっていて、映画の観客を劇中の無責任な群衆の一人として迎え入れているようにも思えてきます。

主人公の発言や行動は、文章の中で多数の人格を動かす小説家という割に幼いなと感じていたのですが、話が進む中で、昔に賞を取った小説は主人公のキャラが奇跡的にはまっただけとか、その後書く話が薄っぺらいと言われるのも、主人公の実態と一致してて納得感がありました。
極めつけは正論しか言わないキャバ嬢の子が、中学生の時は大好きだったと言うあたり、この主人公がどんな小説を書いたのか察する事ができる見事な表現だな~と感心してしまいました。

人に勧めたくなるすごく面白い映画というわけではないんですが、星5に値する作品だと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • コミカル
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