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ミセス・ノイズィ (2019)

監督
天野千尋
  • みたいムービー 135
  • みたログ 323

4.11 / 評価:276件

自分勝手な…

  • mai******** さん
  • 2021年3月6日 20時09分
  • 閲覧数 285
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

この作品の中で一番軸がぶれてなかったのは
従兄弟くんが熱を上げるホステスさんだけだったように思いました。

一度…
たった一度、挨拶を交わして、お互いの事情を話し合えていたら
早朝からの布団叩き騒音ももしかしたら我慢が出来たことかもしれない。
そうなった場合は小説には繋がらなかっただろうけれど。

一方からの視点ではこんな風になってしまう。
ある事実も
違う視点から見たら全く違う背景が存在する。
だから…

少しで良かった。
せっかく子供が慣れていたんだから思い切って敵情視察するくらいの
気持ちで良かったんだと思う。
そうしたら自分が波立ってる負の感情がガラリと変わるかもしれなかった。

これだけ彼女が文句を言っているのだから
ミュージシャン?の旦那も一度は付き合うべきだったんじゃないだろうか?
生まれた時はただ『カワイイ』で
あとは『子育ては妻の役目』という立ち位置になってたと思う。
物わかり良さそうにみえて、ある一線から踏み込んでこない
踏み込みたくないという雰囲気がアリアリと感じられた。
だから
妻であり母であり小説家であるヒロインの心が目一杯になってしまったんじゃないか?

あとはほとんどが他人事になってる目線。
その中でホステスの彼女の、騒動を拒絶した意見だけが
エスカレートする空気に冷や水を浴びせて
一度ちゃんと真面目に現時点を冷静に見つめるべきでは?
という意見だったように感じられました。
彼女の意見が直接ヒロインに届いていたら…と思わずにはいられない。

でも
自分勝手に思い込んだことが
お隣さんの立場に立った時にはまるで異なる事
それを解消するためにはちゃんと話し合うべきだったという事
ただ、一つの体験を経て、少しは成長したであろうことが救いであるし
ちゃんと和解でき、思いを伝えられたことが良かった。

真紀目線で進んだ物語が
何かあるんだろうなと思いつつもそれがわからずに
途中で美和子目線に切り替わった時に
こうなるのか…と思わず唸ってしまった。
浮足立つことなく
一歩一歩を踏みしめて生きていくには
やはり話し合う事が必要なんだろうと思わずにはいられません。
凄く良い作品でした。

2021年3月6日シネマテークたかさきで鑑賞

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 知的
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