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上映中

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 (2020)

監督
外崎春雄
  • みたいムービー 3,090
  • みたログ 1.4万

4.05 / 評価:11717件

とっても観たかったけど観たくなかったんだ

  • バツイチ王子 さん
  • 2020年10月17日 8時03分
  • 閲覧数 22197
  • 役立ち度 1089
    • 総合評価
    • ★★★★★

「パパ、キメツノヤイバを見たい」
子供にそう言われて、アニメを観て以来、
まさか、ここまでオッサンの俺がハマるとは思わなかった
300本目のレビューが、この映画になったのが何かうれしい

大正情緒あふれる日本の原風景において
人間の悪しきを凝縮させた「鬼」が跋扈する世界
善の象徴的な、家族を殺められた少年「炭治郎」が
鬼との戦いに身を投じていく

家族愛、兄妹愛、友情、師弟愛など身近に感じられる愛と
悪と言いながら、非常に人間臭い鬼との戦いは
俺をあっという間に飲み込んだ


保育園児、上司、祖母、近所の高校生、英語の先生
義父、レジのおばちゃん、韓国人の友人まで
鬼滅の刃について、会話を交わした相手は多種多様
世代や文化異なるも共通言語たりえるものって、有りそうでない

世界的ヒット飛ばすBTSですら、この域には達していない
これって実は、思った以上に凄いことなんじゃないか?


勧善懲悪な愛の込められたストーリーに
それをケレン味たっぷりな演出で描くアニメーション
そのコンテンツ力は、ハンパない

その中で、無限列車編は前半のクライマックスの一つ
主人公の炭治郎に、大きく影響を与えることになる
早速、子どもにせがまれたと理由付けして
初日から、子ども二人と共に無限列車へと乗り込んだ
もちろん、映画に繋がるアニメ26話をちゃんと直前に見て


熱に感け、率直な感想を言うならば、圧巻の一言
伊之助風に言うなら「凄え!凄え!」だろうか

原作は連載終了し、当然のようにマンガで読み
既によく知っているストーリーではあるのだが
やはり、映画で見るそれは、まったくの別物だった


背景まで、細やかに作りこまれた映像に
画面の端まで、余すことなく使われたアクション表現
アニメーション映画というコンテンツを
存分に使い切ったかのような作品に、ただ圧倒された

原作マンガでは描き切れない、技の数々を
縦横無尽にマルチアングルから描き切る演出と画力
特に、炎柱・煉獄さんの炎のエフェクトは言葉にならない
「この煉獄の赤き炎刀が お前を骨まで焼き尽くす!」
そこにこのセリフを叩き込まれ、すっかり焼き尽くされた

また今回の強敵、下弦の壱・魘夢はとにかく声がいい
中性的で柔らかな物腰ながら、サイコパスな狂人ぶり
悪役として怪しい魅力があるキャラにハマり、これ以上ない

そんな夢の使い手である魘夢が見せた幻影は
また家族愛を、これでもかと突いてきて
炭治郎「俺の家族を侮辱するなあ!」で早くも俺、涙腺崩壊

スケールの大きい列車での戦いが
IMAXの画面一杯に迫り来て、全集中常中でのめり込む
この辺りでは、かなり入り込んでしまい目が離せない
善逸や禰豆子は少なめも、伊之助と炭治郎の戦いに手に汗握る


そんな戦いも、となった終盤
上弦の参・猗窩座がついに現れる!
長男と俺が二人とも一番人気の鬼だ
存在をアニメで観られることだけで高揚させられた上に
彼の技、破壊殺の数々で止めを刺された

対峙する炎柱・煉獄さんとの戦いはもう何も言えない
それまでの話も十二分に面白く魅力的なんだが
それを霞ませてしまうほどの迫力、演出力が俺らを責める
ただただ、人目はばからずに泣けないのが、実に苦しかった

ここから先は、言葉をあまり並べる気にならない
何というか、俺がどう強く熱く表現しようと言葉を駆使しても
映画は、その誉め言葉を陳腐なものに変えてしまうだろうから
劇場で観る以外に、伝える術がないことを痛感した


相変わらず、熱量がハンパない
原作ストーリーやキャラの圧倒的魅力に
アニメは息吹を吹き込み、それらをより強く際立たせる

浮世絵のような水の呼吸のエフェクトに加え
今回は煉獄さんの炎の呼吸も暴れ来る
アニメ、映画と言う媒体を存分に生かして
漫画を発展的に魅せ、どっぷり堪能させてくれた


エンドクレジット後に明るくなってもも、小2長男が席を立たない
目を赤くして、息を殺し、えぐえぐと涙を堪えきれずにいた
「れ、れんご、煉獄さんが、、、」
今まで見せたことのない、割とクールな彼の感受性が開花した
そうまでさせたか、この映画は
「とっても観たかったけど、、、観たくなかったんだよう、、、」
なによりも、的確な感想かもしれない

その横で、園児の次男は
ポッケから見つけたグミをむさぼり食べていた
そういえばクライマックス中、お菓子食べていい?と言われた気がした
よし、俺は俺の責務を全うしよう
数年経ったらまた見せて、今度はお前を泣かせてやろう
「うむ、いい心掛けだ!」
そしたらそう言ってくれるかな、煉獄さん

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