2020年1月25日公開

プリズン・サークル

1362020年1月25日公開
プリズン・サークル
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

官民協働の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」では、民間が警備や職業訓練などを担当し、ドアの施錠や食事の搬送は自動で行われ、ICタグとCCTVカメラで受刑者を監視している。さらにTC(セラピューティック・コミュニティー)という、受刑者同士が対話をして犯罪の原因と向き合うプログラムを実施。詐欺と詐欺未遂を犯した者、強盗致傷、窃盗、建造物侵入で計8年の刑期を言い渡された者などがプログラムへの参加を希望し、サークルと呼ばれる円座で語り合う。

シネマトゥデイ(外部リンク)

予告編・動画

作品レビュー(10件)

知的30.0%切ない25.0%悲しい10.0%かっこいい10.0%勇敢10.0%

  • tam********

    4.0

    見ごたえのあるドキュメンタリー

    受刑者の更生プログラムとして、欧州由来のTCを導入した新しい試みの刑務所のドキュメンタリー。再入所率が半分以下ということで、効果が期待されている。ただし、モデル件数が少なすぎて、判断が難しいところだろう。率直な感想として、まずTC参加者が、いわゆる受刑者の中でも更生の可能性が高く、TCの運営に支障がない者をある程度選別しているのかな、と感じた。 また、TCの進行をしているのが民間の指導員ということなのだが、若干メソッドを教科書通りに進めているだけ?専門用語(カタカナ)が多すぎ?で、参加者はよくわからないまま与えられたことをこなしている感じがした(特に、若い女子指導員が話している時)男性の中堅の指導員は、よく個々を見て話をしているように思った。 今回取り上げられた数人の受刑者は、全員生い立ちが不幸だったり、親や周囲愛情にかけていたり、で、やはり育った環境で決まるのだな、と感じた。児童福祉にもっと国は力を注ぐべきだ。 出所後の集まりは、ほとんどの方が顔出しOKで話をしてくれたが、一人、更生がうまくいかない若者が「お金がなくなり万引きしたものを売ってお金を作った」という生々しい話をしていて、ここでこんなこと話して大丈夫か?と心配になりました。今映像に出ているということは、再犯はしていないと信じたい。

  • Ruth

    5.0

    負の連鎖を断ち切る為には

    遅い。でもやっと日本でも!と感慨深い。 負の連鎖を断ち切る為に必要な、本質的な部分がしっかり映し出されていた。 パンフレットの監督インタビューを読むと、撮影はとても大変だった模様。 その理由に、現状の問題点まだまだ山ほどあると感じる。 これは小さな一歩だが、しかし大きな大きな一歩である。 この仕組みを実現するために奮闘された方々、 今運営に尽力されている方々、 この施設を映画で紹介してくれた監督、 そして学び成長する姿を見せてくれる受刑者の方々に ありがとうを伝えたい。 犯罪心理や、更生プログラムとその指導方法に興味のある人だけでなく、 自分を変えたいと思っている人にもオススメです! 追加)パンフレットを読んで、心に響く言葉を沢山噛みしめました。買って良かったです。

  • mai********

    5.0

    自分と向き合う時間

    本当ならば親の愛情の加護の下 知らない間に満たされてる心があり その中で自分と向き合う時間が生まれて、そこから始められるはず。 でも彼らは目の前の生活にいっぱいで まず第一に生きる事、その為に食べる事があって その為になら何でも… 実はメチャクチャ優しい人なのかもしれない。 実は物凄いおせっかい焼きなのかもしれない。 コツコツとモノを作るのが大好きなのかもしれないし 文才や音楽の才能があるのかもしれない。 それらを見つけ出すために… あの日、あの時、本当は泣き出したかった自分を見つけ出して 涙と共に自分を抱きしめよう。 怖かった。寂しかった。辛かった。 自分じゃどうすることもできなかった過去の弱い自分を 今の自分が優しく抱きしめてあげよう。 今ならそれができるから。 いま、この場所で、本当にやり直すために… こういう活動が一部ではなされているという事を知ることができ とても勉強になったドキュメンタリー作品でした。 2020年4月4日シネマテークたかさきで鑑賞

  • kaz********

    3.0

    更生への道

    島根県にある官民協働の刑務所ではTC(セラピューティック・コミュニティー)という、犯罪者が円になって討論をしたり、自分の犯罪を犯した経緯や生い立ちを発表するロールプレイをやっており、その中から4人を取り上げ撮影しているドキュメンタリー。 よく海外の映画やドラマで見る、お酒などの断酒会やダルクでの薬物の会みたいな感じです。 4人が4人とも幼いころから何らかの虐待を受けており、正直まともな感覚ではない。 一人は「そこに物があるから盗んだだけ、自分が盗まれても盗み返せばいい。」と無茶苦茶な論理。 これを見ると家庭環境と教育は大事なんだと痛感する。 このTCは多くの刑務所の中でも、ここでしかやっていなくて、受講できるのは、その中の20人と限られていて、このTCを経験した者の再犯率はよその刑務所に比べて低いらしい。 真の更生を叫ぶなら、こういう取り組みをもっとするべきだとも思う。 少し優等生的な事を書いたが見た感想としてはサンプルが少ないのにTCはいいってのが気になったのと、普通の教育と普通に親やその他の大人から愛情を受けた人も取り上げてほしかった。 犯罪行動を家庭環境にもっていくのは安易かなっと。

  • nar********

    4.0

    獄中のサンクチュアリ

    全国でも数少ない矯正プログラムに取り組む刑務所の受刑者達が語らい、そして自己と向き合う2年間を写し取ったドキュメンタリー。 内容だけでは単調で地味そうな印象ですが、途中で挟み込まれる砂のアニメや重すぎず上品な音楽によって思ったよりポップな映画でした。 罪を犯したという同じ境遇の他のメンバーに全てを包み隠さず話せる環境が、自分とその犯した罪への向き合う強い後押しになっていると感じました。 自身の過去を振り返って自分が安心できる場所(これをサンクチュアリというそうです)が家庭にもどこにもなかったという事が罪を犯した自分を作ったかもしれない、という振り返りをする受刑者が何人もいました。獄中のサンクチュアリで始めて安心できた受刑者が自身を振り返って辿りついた、罪とその被害者への真の贖罪と自分への許しに心が揺さぶられました。 なぜなら、私にはサンクチュアリがない事に気づいてしまったからなのです。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
プリズン・サークル

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日