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フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて (2019)

FISHERMAN'S FRIENDS

監督
クリス・フォギン
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4.08 / 評価:71件

俺たちは レザボア“シ―ドッグス”だぞ!

  • bakeneko さん
  • 2020年1月24日 12時15分
  • 閲覧数 430
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

まず第一に本映画を観ると、みんなきっと聴いたことがある曲の起源がこの映画で紹介される“sea shanties”と呼ばれる漁師の歌にあることに驚かされると同時に懐かしさを感じると思います。

1995年に慈善事業の資金集めに現役漁師が中心となって結成したコーンウォールのアイザック港の漁師たちのコーラスグループ“Fisherman‘s Friends”が2010年にユニバーサルレコードと契約して伝統的なsea shantiesを吹き込んだ1stアルバム「Port Isaac’s Fisherman‘s Friends」が全英チャートでトップ10入りを果たした実話に基づいたお話で、
バチュラーバカンスでコーンウォールのポート・アイザックを訪れた音楽マネージャーが地元の漁師のコーラス隊に感嘆し、レコードデビューさせるべく奮闘する“音楽家発掘物語”が、英国の最も西南に突出して位置しているコーンウォールの歴史と文化の中に活写されてゆきます。

彼らが歌う曲は多くの英米の映画やTV番組に使われている親しみのあるもので、映画ファンならずともアニメーションの「ポパイ」や「トムとジェリー」の航海シーンや宴会&酔っ払いシーンで流れた曲として耳に残っているはずです。
また、漁師たちがケルト人としての誇りと伝統を堅持しているのも興味深く、国歌と言えばコーンウォール賛歌で、独自の言語と歴史を持ち、イングランドに対して反抗的な気質も興味津々であります。
そして、漁師たちが昨日の様に語る昔が17世紀だったり、よそ者への警戒感が強かったりといった地域住民の連帯感も古き良き漁村を表していて、村中が顔見知りという社会の閉鎖性と共同性も活写されています。
ロンドンへの遠征場面でのカルチャーギャップ&ロンドンっ子との歌を通した交流や、主人公と宿屋のシングルマザーとの恋、漁師の憩いの場所である居酒屋の買収騒動、そしてレコーディング売り出し…と幾つものエピソードを積み重ねながら、原始的ともいえる力強く素朴な歌声に郷愁を聴かせてくれる作品で、様々な漁師のジンクスも興味深いですよ!(緑色の服を着ちゃいけないんだ…)

ねたばれ?
ラストの主人公の自動車の水没に対して漁師仲間が放つー“これが最後でも、最後のはじまりでもない”と言う発言は、第二次世界大戦中、北アフリカ戦線からドイツのロンメル機甲部隊を駆逐した際のチャーチルの名セリフ―“これで終わりではない。これは終わりの始まりですらない、しかしあるいは、始まりの終わりかもしれない:Now this is not the end. It is not even the beginning of the end. But it is, perhaps, the end of the beginning.”に由来します。

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