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ラスト・クリスマス (2019)

LAST CHRISTMAS

監督
ポール・フェイグ
  • みたいムービー 192
  • みたログ 568

3.92 / 評価:486件

多様性の大切さを説く予想外の社会派

  • Komatsuya さん
  • 2020年1月13日 21時03分
  • 閲覧数 266
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

クリスマスの恋人向け映画で、自分が観る作品ではないだろうな、と思いつつも、劇場へ行ったのは、TOHOシネマズの「年末調整」(?)のため。

ここしばらく、シネマイレージの累積ポイントがもう少しで最後の「一ヶ月フリーパスポート」GETに届くと気付いてから、TOHOシネマズシフトになり、大作や予定に無かった作品ばかり観ている。これは、下手をすれば、自分には合わない作品を有料で多く観ることになるだけで、実は総合的には「得」をしないことになりかねないという大いなる矛盾を孕んだ行動で、見極めが難しいのだけれど、本作は予想外に観て良かったと思う作品だった。

本作は最後まで観終わると、このキャスティングの意味、なぜ、ワム!の「ラスト・クリスマス」でなければいけなかったのかがわかる仕掛けになっている。

「ラスト・クリスマス」の歌詞をまさしく「文字通」り再現するアイディアも面白く、人種は異なれど命は等価値であることを正面から訴えてくる。そして、今、イギリスを騒がせているブリグジット(EU離脱)、移民排斥問題、そして、格差の拡大、LGBT問題を背景に、多様性の大切さを説く。

それぞれの掘り下げ方は決して深くないから、盛り込みすぎのような感じもなくはないが、「過去の名曲にインスパイアされたクリスマスのラブストーリー」という柔らかい衣の下に鎧を隠す手法は中々巧みだった。

クリスマスなんだから、せめてこの時期だけでも不寛容を止めようよ、奇跡を信じようよ、というメッセージは「クリスマス・キャロル」「グリーンブック」などにも通じるものがあり、欧米の良心的な人々が「クリスマス」に託す思いを感じられる作品だった。

(でも、エンドクレジットに電通らしき名前が見えたので、ある程度、日本マーケット向けにもカスタマイズされた作品なのだろうか)

詳細評価

物語
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音楽

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