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上映中

ミッドサマー (2019)

MIDSOMMAR

監督
アリ・アスター
  • みたいムービー 498
  • みたログ 1,368

3.23 / 評価:1,115件

土着の恐怖。最後は皮肉なハッピーエンドか

  • たまごボーロ さん
  • 2020年2月22日 0時49分
  • 閲覧数 2134
  • 役立ち度 26
    • 総合評価
    • ★★★★★

旅先でとんでもない目に合うパターンのホラー(ブラックコメディ?)の一種だけれど、その場所が荒くれ南部や未開の奥地ではなくてスウェーデンの美しい田園、しかも白夜の明るい太陽の下というのが変わっている。

可愛い民族衣装で儀式を行う、ニコニコ優しそうな村の人々。そんな彼らの奇習が徐々に明らかになる。ドン引きである。しかし豊穣祈願のお祭りや、そこで若い男女が相手を見つける慣しは世界中どこでも昔からよくある話。姥捨ての風習だって昔は日本でも存在したではないか(この映画のはやり方がエクストリームすぎるが・・)。生贄の儀式も古代なら珍しくないだろう。近親婚回避のために他所から若い男女を攫ってくる話も。
なので、映画の表現は残酷で恐ろしいものの、土着の因習そのものは理解できなくもない。「信じられない。酷い」というよりは「あぁ、まあそういうこともあるかもな・・」と思えてしまう。諸外国での受け取り方はよくわからないけれど、日本の観客の中には、意外とそんな感想も多いのではないかなと思った。しかしスウェーデンの人はこの映画をどう観ているんだろう・・・

主人公のダニーは不幸な形で家族を失い、べったり依存するせいで彼氏にも疎まれつつあった。そんな心許ないダニーにとって、このとんでもない村のとんでもない(でも暖かい)人たちに家族として迎えられるラストはハッピーエンドかもしれない。凄い皮肉だ。アリ・アスター監督の前作「ヘレディタリー」の結末も謎のハッピー感が漂っていたが今作も同様。また、家がドールハウスのように映される様も前作と似通っている。
後半には、不気味な恐怖シーンなのに笑ってしまう場面も多かった(セックス中にお尻をせっせと押してくれる係の婆さんや周りの応援団とか、爆笑である)。笑いと恐怖は紙一重だなと思う。残酷な描写も少しあるが、全体的には楽しかった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • ファンタジー
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • コミカル
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