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EYES ON ME : The Movie
2020年8月7日公開

EYES ON ME : The Movie

1052020年8月7日公開

咲柱みんなで立てた

5.0

ネタバレWIZ*ONEへのラブレター

とりあえずWIZ*ONEって何?IZ*ONEの間違いじゃないの?と思った人はこの映画を観る資格がない。そう言い切れてしまうくらいこの映画はファン以外には不親切だ。 まずオープニング。メンバーの子供の頃の写真やデビュー前の映像に被せて、メンバーのモノローグが流れる。普通の映画なら当然その声の主の現在の姿が映りその名前が紹介される。しかしこの映画はそれをしない。20作以上公開されている名探偵コナンでさえ律儀に毎回のオープニングで登場人物の紹介を行なっているというのに、この映画はIZ*ONEというグループの紹介もメンバー1人1人がどんな人物かもその名前さえ一切紹介しないのだ! そしてカメラは唐突に1stコンサートの会場に移る。映画は全編このコンサートのステージとその準備に追われるメンバーたちの舞台裏を交互に追って行く。ステージで歌われる楽曲についても歌詞はおろかタイトルさえテロップされない。 そんな事も知らない人がこの映画を観ているはずがないと言わんばかりなのだ。 また舞台裏で語るのはすべてメンバー。ダンス講師やレコーディングディレクターといった普通あって然るべきスタッフなどの証言も一切ない。そしてその語る内容のほとんどはWIZ*ONEへの感謝とWIZ*ONEのために頑張るという決意。このWIZ*ONEというのはIZ*ONEのファンの呼称だ。 つまり、この映画は全編WIZ*ONEに向けて作られたメッセージなのだ。そうした意味でこの映画の公開がこの時期になったのはある意味必然だったのかも知れないとさえ思える。この映画の本来の公開日は11月だったが、いろいろな不幸が重なってこの時期まで延びてしまった。しかし、それが幸いだったと思えて来る。この映画は新規ファンの獲得には貢献しない。しかしファンは喜んで何度でも映画館に足を運ぶだろう。そしてきっと何度でも同じシーンで笑い同じシーンで泣くのだ。それほど、この映画は今ファンが目にしたいIZ*ONEの姿を、まざまざと見せ付けてくれているのだと感じた。 そうこの映画はIZ*ONEからWIZ*ONEへのラブレターに他ならない。この映画は非常に偏った映画に違いない。しかしこの映画に辛口の評価は不要だろう。他人のラブレターにとやかく言う程野暮な事はないのだから。

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