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ドミノ 復讐の咆哮
2020年2月14日公開

ドミノ 復讐の咆哮

DOMINO

PG12892020年2月14日公開

mat********

4.0

尺の短さがよかった。2時間強なら!

行きつけの劇場で一週間限定ということで見させてもらったのだが、中は「デ・パルマ見たさ」のコアなファン層が大挙して押し寄せる結果に。 私自身も彼が巨匠であることは理解しているし、しっかりと予算と時間をかければいい作品が作られることはわかったつもりであった。 とはいうものの…… 「別にデ・パルマさんでなくてもよくね?」的な演出の数々は少し目についてしまった。そしてネタフリが前時代的でもあるのだ。例えば主人公が銃を置き忘れてしまうシーンを、これでもか、というくらいにホルスター入りの銃に寄っていくカメラとか、USBのケーブルが出てしまっている引き出しとか。 それでも、「復讐の咆哮」という副題は今回は一応当たっている。ISISに父を殺された男性は、ISISの首謀者に復讐をしようとして一人を血祭りにあげ、その途上で刑事を一人手にかけてしまう。その刑事と不倫関係にあった女捜査官、相棒を失った男性刑事が彼を追うのだが、その男性は家族を人質に取られてCIAの手先として暗躍していたのだった。 込み入っているようで、きっかけとなる「男性の父親をISISが殺した」ことがなければすべては始まっていない。そして、ラストシーンは申し訳ない、思わず笑ってしまったほどの衝撃があった。 なんでISISが、あのイベントを標的にしたのか、は疑問に思わなくもないのだが、手に汗握る、といった類のアクションもなくストーリーもちょっとしたロードムービー的。この調子で2時間程度の尺だったらダレてしまって退屈だったかもだが、ギリギリの90分弱だったことが評価を下げないで済んでいる。 デ・パルマ氏であっても、興の乗らない作品というのはあるんだな、という思いは消せず、ちょっぴり消化不良だった。

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