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騙し絵の牙 (2020)

監督
吉田大八
  • みたいムービー 563
  • みたログ 2,027

3.62 / 評価:1567件

結局まんまとヤラれたわ、あの人に

  • movie109 さん
  • 2021年3月27日 22時44分
  • 役立ち度 34
    • 総合評価
    • ★★★★★

何度かコロナで公開延期されてる作品だっけ?
映画館の予告で主演の大泉洋が、『公開決定!これだけは信じて!』と言ってるのが印象的だ。
ということで、何度も予告を観た気がする。
感動作品と思わせておいて、実は騙されるどんでん返し系と予告でも言い切っている。
こういう予告はハードルを上げるよなぁ。

ともあれ、ネタバレ厳禁なのでぼんやりとした感想になる。
大泉洋は大好きだ。
この作品は、作家・塩田武士が大泉洋を当て書きした小説を映画化したということらしい。
なるほど、大泉洋演じる速水の胡散臭い感じが、大泉のキャラによくマッチしている。
作品は冒頭からヒリヒリとした緊張感を生む。
この冒頭のシーンが最後の最後まで効いてくるという、伏線の太さと細やかさが素晴らしい。

そんな冒頭のシーンから始まり、予告のとおり、だまし合いなわけだ。
老舗出版社の後継者争い。
企業政治の駆け引きの一つとして、雑誌『トリニティ』を巧みに使う。
編集長の速水も、『トリニティ』に関わるすべての人が駆け引きをしているように見える。
その中で、高野恵だけが純粋だったかもなぁ。
作家の視点は、やっぱ原作者の視点も入ってるのかなぁ。

社運を賭けた『トリニティ』の勝負も含めて、何手も先を読んでるかのような速水の連戦連勝。
すべてがこの男の手の上で転がされているのかと思う。
速水を駒にしていた東松ですらだ。
そんな速水=大泉の姿がかっこよく、痛快に見える。
だけど、すっきりとした爽快さはない。
速水も誰かもみんな同じなわけだ。

そりゃ、速水が仕掛けた“騙し”は、想像を超えて驚いた。
だけど本当に驚かされるのは、速水にじゃないんだよなぁ。
そうキタか。
ああいうスタイルの本屋って実際にあるよね。逆を行くスタイルの。
しかも、あそこまでって・・・
伏線もだから、努力と実直さが勝ったんだな。

速水の最後の姿が痛快だった。
そうか、ニヤリじゃなくて、素直に悔しがるんだなぁ。
大泉洋、松岡茉優のツートップだけでも十分だが、本当にキャストが豪華だ。
旬の中村倫也ですら、贅沢な使い方をしてるもんなぁ。
あのキーパーソンのイケメンは、どこかで見た気がするが、誰だ?
とにかく、ラストで☆が一つ増えたな。
結局まんまとヤラれたわ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
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  • 絶望的
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