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チャーリーズ・エンジェル (2019)

CHARLIE'S ANGELS

監督
エリザベス・バンクス
  • みたいムービー 229
  • みたログ 875

3.51 / 評価:693件

何も考えずに楽しめる

  • うそつきカモメ さん
  • 2020年10月7日 20時25分
  • 閲覧数 310
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

映画に、リアルさとか臨場感を求める人には厳しいかもしれないが、キャラクターの魅力だけで充分乗り切れると思った。何なら、日本語吹き替え版でもう一度見直してみようとさえ思っている。それは、オリジナルのテレビシリーズをどの程度踏襲しているのかを確認したいからだ。

いちおう主役のクリステン・リッターはグッドシェイプを保ち、アクションスターにふさわしいムーブを披露している。あくまでもこの映画で大事な要素は「華やかさ」。リアルかどうかは二の次だろう。相棒のエラ・バリンズカとの絶妙な掛け合いは二人のキャラクターをバランスよく対照させて描いてある。新人エージェント役のナオミ・スコットはドジっ子に似つかわしくないクールなルックスですが、そこを上手に隠してコミカルな演技をきめている。さらに引退するボズレーのパトリック・スチュワートと、直接の上司のエリザベス・バンクスとの裏切りの展開も、映画を面白くする味付けにちょうどいい。

「007映画を悪役もひっくるめて全部女優でやっちゃおう」みたいな裏コンセプトがあるんだろうと思うが、映画の中にも不文律があって、例えば子供が殺されるシーンは映さないみたいな、観客が望まない映像は使われない。

凄腕の殺し屋と格闘して互角に渡り合う女エージェントがリアルかと言えば、リアルじゃないとしか言えない。『アトミックブロンド』では、その辺のバランスが実に巧みに描かれていて、芯の強い女エージェントがなりふり構わず必死で立ち回る姿に快哉を叫んだ。『アンロック』では、陰謀に巻き込まれたベテラン女エージェントが、機転を利かせながら生き残っていくプロセスに惹きつけられた。そのどちらも、シャーリーズ・セロン、ノオミ・ラパスというキャリアに裏打ちされた女優のバックボーンがキャラクターの色付けを裏打ちしていた。

きれいな女優がキック一閃で屈強な男をKOするなんて、アクション映画以外じゃありえない展開だが、この映画ではあくまでも華やかさとハードなアクションのちょうどいいバランスを模索した結果なのであって、見ていて呆れるほどの無茶は無いのだ。

極限までおしゃれに、スタイリッシュに冒険と命拾い、陰で糸を引く裏切り者、新人エージェントの悪戦苦闘、ライバル同士の友情の紡ぎ合い。見せ場の連続で、よく出来た映画だったと思う。それを撮り上げたエリザベス・バンクスは、監督としても大仕事を成し遂げたと言っていいだろう。残念なのは、コロナの影響で日本ではさほど話題にもならなかったこと。同じ顔触れで続編を期待するが、コロナ後の世界にエンジェルたちが活躍できる余地があるのだろうか。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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