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どうにかなる日々 (2020)

HAPPY-GO-LUCKY DAYS

監督
佐藤卓哉
  • みたいムービー 33
  • みたログ 49

3.80 / 評価:41件

この手の作品が投げかけるもの

「あさがおと加瀬さん。」「フラグタイム」と、佐藤卓哉監督作品は、ここ最近ならすべて鑑賞済である。
人生の機微を丁寧に、時にダイナミックに描く監督さんであり、たまにインサートする、愛情表現なんかにドキッとする。だから、こういった、いわゆるLGBTを扱った作品を撮っても、どろどろせず、嫌悪感も抱かず、「観て失敗だった」と少なくともならないところがいつみてもすごいのだ。
3つのエピソードが互いに絡み合うか、と思ったが、そこまでではなく、むしろ同時進行で経過するところが面白い。だが、男子高校生と先生(男)のエピソードについては、私も少し首をかしげざるを得なかった。原作者が女性であり、そこまで突っ込んで描けなかったのが災いしているとみている。
それでも、この作品が投げかけているのは、「Lだから何だって言うの?」「Gのどこが悪い?」「恋愛に年齢って関係あるのかな?」を赤裸々に描いたところにある。
一線を越さなければ、その恋愛は、時として美しく思える。しかしそれはまさに諸刃の剣であり、取り返しのつかないことも生み出す。「朝が来る」のような、子どもなのに子どもを作ってしまうことをどうさけるのか、には言及していないのだが、この短さでは、そこまで盛り込むことも難しい。
オープニングとエンディングに雑踏の効果音を組み入れることで、「そんなカップルは、意外と近くにいらっしゃいますよ」ということを言われたようで、はっとする。もはや、性癖や性向で同性カップルを貶めたり、蔑むことが時代遅れになりつつあるのだ、といわれたような気がした。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ロマンチック
  • セクシー
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