2021年10月30日公開

MONOS 猿と呼ばれし者たち

MONOS

R15+1022021年10月30日公開
MONOS 猿と呼ばれし者たち
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(15件)


  • mai********

    3.0

    撮影に挑んだ人たちの勇気

    作品そのものが良いというわけでは決してない。 洗脳と欲望との狭間に揺れる兵隊たちのそれぞれの思惑の一端を見せられてはいるものの、それこそ無知による『その場所だけが世界の全て』という策謀に囚われてしまった若者たちの哀しみの方が印象としては強いかもしれない。 もっと広い世界を彼らが知っていたら… 中には逃げ出したメンバーもいたのだから 周りには別の世界がある事を理解はしていたんだろうと思うけれど 飛び出そうとする勇気があるか否かが猿と人との分かれ目なのかなと。 それにしても この過酷な環境での撮影の数々をよくも俳優陣と撮影スタッフがやり遂げたなと。 高地やジャングルでの撮影は様々な障害があっただろうし 苦しめられる事の一つや二つ以上の事があったと思われるけれど よくも撮影し切って作品に仕上げたものだと思います。 2022年1月16日シネマテークたかさきで鑑賞

  • takamath

    5.0

    boidsound上映

    星5個評価は新文芸坐でのboidsoundの音響。 新文芸坐のスピーカー、音響設備を念頭に置いたvo boidsoundの音響設定が素晴らしく良かった。 暗い内容だが、映像がキレイで、画面力は極めて高く、見応えがある。 NHKでお金をたくさん使って撮る4Kのネイチャー番組のような、絵面。 内容はいまいち取り留めがなく、中高生ぐらいの地元ゲリラ戦士たちのルーティンワークを、人質として捕らえられた米国人の女性博士の監視業務を軸に時系列に追っていく。 ジャングルの美しい映像と、川の質感ある撮り方は、確かに地獄の黙示録の影響があるように思える。 人が結構死ぬけど、死に方やシチュエーションに、納得感があまりない。 落とし所が特に無いので、映画館で映像と音響を楽しむには良いが、家の配信で観る気は、あまりしないかな。 20220123 新文芸坐 boidsound上映

  • まんぼう

    4.0

    若者の希望が見えない苦しさ

    コロンビアのゲリラ組織に属する8人の若者を描いた作品です。 MONOSと呼ばれる8人は山奥の拠点で訓練をしながらある女性を監禁(監視)するという使命を受けています。 最初はチームワーク良くやっているのですが、段々仲間割れをしてきて破滅的な方向に向かっていきます。 ジャングルの奥地でとられたような美しい映像と魅力的な若者の動きに魅せられますが段々救いの無い方向に行ってしまうのが見ていて辛いです。 ストーリーはあまり説明が無いので何故彼らがこんな山奥でこんな任務しているのか?そして本当の敵は誰なのか?という疑問は残ります。

  • habibtajjeb

    4.0

    よくわからなかった。

    思っていたのと違って あまりよくわからずに話がすすみ 終わりも、 え?これラスト? みたいな作品でした。 予備知識なしで見たのが ダメだったのかも。 ただ、映像は素晴らしく 見応えがありました。

  • yos********

    4.0

    馬鹿と子供に武器を持たせるなという教訓

    起承転結、ストーリーらしいストーリーは無い。 大人が大人の文脈で語る場合は必須の要素だけど、この映画はろくな教育を受けていない子供の話なのでコレでいい。 彼らは理念や忠誠心では動かず、目先の欲望に忠実。 教育を受けていないので失敗から学ばず、場当たりの対応をして自らの首を絞めていく。 しっかり完成されたエンターテイメント映画が観たい人にとっては酷く退屈で投げっぱなしな作品だが、その実、強いメッセージ性が込められた作品だと思う。 世界中でこれと同じ事が日々起きているんだろうな。 そこにエンタメ要素なんて無い。だからこれでいい。

  • ガーディニア

    3.0

    モノスごいやつら

    予告編がミステリアス不気味で、自分好みだったので、特に調べずに見に行った。 ある国のゲリラ民兵組織の少年少女たち。彼らを仕切るのはエスパー伊東をマッチョにしたような豆親父。彼らは人里離れた場所で、情報も遮断されたような場所で、ろくに教育もうけていないようだが、とりあえず体力と銃の使い方は熟れた感じ。彼らは敵対勢力と戦いながら、何故か捕まった「博士」と呼ばれてるおばさんの人質を匿ってる。 この映画、はっきり言ってストーリーらしきものはなく、ひたすら忠実にゲリラ活動を守って生きる子供たちとその周辺の様子のみ。なんかしらのトラブルが起きる度にその組織が崩れたりまた結束したりまた崩れたり。他には何も無い彼らだから、その結束力は強いが、子供の思考なので、遠慮のなさがとても怖くてするどい。 最後までそんな内容でしたな。いいたかないけど、だから?みたいな。おそるべき子供たちがプチ社会を作る様は、見ていてハラハラはするが、いかんせん、退屈だ。ネイチャーな音に時々からむミニマルシーケンスと電子音が、単細胞な彼らのキャラクターを表しているようで、そう、これは儚い社会の結束と崩壊、そのものである。

  • ykmk

    1.0

    最低の映画

    これほどダメな作品も珍しい。「アクト・オブ・キリング」以来の最低の映画でした。というか、映画とは呼べないレベル。そもそも映画の体をなしてないでしょう。まぁ、映画にもいろいろあるでしょうけど、心から、お金と時間を返せ、と思いました。上映館が少ないはずですね。アフリカでも南米でも、世界の至るところで起こっている話だし、描き方は、おそらく大学の映研の方がまだ上手く作れるのでは?酷かったです。

  • bon********

    4.0

    リアリズムに徹している

    コロンビア内戦をリアルに描いた映画のようだ。戦場の過酷さ、むなしさを淡々と描写しており、まさに戦争の黙示録的な出来映えである。感情移入させないリアルさが素晴らしい。

  • nn1********

    5.0

    一口寸評

    コロンビアの内戦時、10代の男女8人(内女性は2人)によるゲリラ組織があった。 コードネームは「モノス(猿)」。 視察と訓練のため、メッセンジャーと呼ばれる上官が訪れる時以外は自由。 男女の仲も申告すれば公認された。 目下の仕事は、人質にとったアメリカ人女性の監視。 ある日、山岳地帯の隠れ家を襲撃され、彼らはジャングルの奥地に潜るが、人質に逃げられ仲間内にも不協和音が…。 冒頭から、何の状況説明もなく、観客はいきなり少年兵たちの日常に放り込まれる。 こんな場所でよくぞ、といったロケーション、過酷な環境下で熱演する名も知らぬ若い役者陣に目を瞠る。 世界的に評価されていることは喜ばしいし、この世界観は嫌いじゃないが、語る主体がコロコロと変わっていくシナリオに多少の違和感があった。 若い男女がライフルを持てば、戯れと暴力は一体化するのだ。 評価は4.5★。

  • j9i********

    5.0

    常世の国を彷徨う兵士

    壮大な風景、情景に魅入られる。 天空の廃墟、満ち渡る雲海、濃き緑のジャングル、怒涛の水飛沫 雲を突き抜けるミサイルを眼下に見 繁る頭上のヘリを見上げる ひとつひとつの情景に魅入る。 靄の中、目隠しで遊ぶ姿。 牛が死ぬ瞬間、牛の眼がズームされ、ぐりんと裏返り白目を剥く。 白き川と黒き川が並行する。マナウス付近のアマゾン川 のように。混じわらない川を流されいていく少年。混じわらない川はモノスの心だろうか。 雄大な大自然のせいか、ふと神話的な妄想をする。 天の国の天使たちは神さまからいただいたお仕事を大事にこなしつつも毎日のんびり面白おかしく生きていた。ある日神さまからの預かり物を壊してしまい、お仕置きとして地に落とされた。天の国で浮かれて生きてい彼らは、地べたでは失敗せぬようよう気をつけた。しかしまたしても失敗してしまい、恐慌した彼らは神に矢を放ってしまい小鬼となった。そんな仲間に嫌気がさしたひとりの小鬼は世界を去りついにひととなるのだった。 コロンビアの長きに渡った内戦。 モノス(猿)と呼ばれる群の子らがどこから来たのか、どんな由来で兵士となったのかは一切不明なまま。 また、人質の囚われの女博士が何故囚われているかの説明もない。 物語の背景説明は一切ない。 ジャングルで生まれ育っていないものはジャングルで狂うとはよくいわれる。 少年兵とはいうものの、生きる世界の異なる人間に対し、安易に少年というのは気がひける。 蝿の王という例えもあるが、私としては、もっと原始的で精霊的な感じを受けた。 囚われの女は逃亡するために、少女を手にかけるのだが、どうにも必死に逃げる彼女に同情出来ないのは何故だろう。少女を邪険にしたからだろうか。泣く少年から靴を奪ったからだろうか。彼女は家族に言うのだろうか。ママンは女の子を殺したの、と。きっと言わないだろう。 一人だけ知る役者がいた。 ノモスのひとり、リーダーのウルフ亡き後後を継いだビッグフットを演じたモイセス・アリアスだ。

  • Dr.Hawk

    4.0

    ネタバレ個を有したままでは生存できない世界の涯て

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kin********

    3.0

    映像に魅力

    コロンビアの内戦状況を、おそらくかなり現実に近く切り取っていると思われます。ロケ地やキャストはほとんど “本物” でしょう。そのため生まれる映像の迫力はなかなか。メッセンジャーとして少年兵たちと本部をつなぐ背の低い男など、存在感抜群。コロンビアの人々が置かれた状況が生々しく迫ってきます。  しかし、劇映画として見ると、エピソードが羅列されているだけで、稚拙とも言える作り。これだったらドキュメンタリーとして、ゲリラたちの本音を引き出す試みをしたほうが良かったと思います。まあ、劇映画とするからこそ映像化出来る部分というのは必ずあるので、そのあたりが、被写体の大きな協力が必要となる映像というメディアの難しいところ。  いずれにしろ、もっと別にやり方があったのでは? と思ってしまいました。

  • hoc********

    4.0

    ネタバレ映像美…だけではない

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ron********

    3.0

    なんか凄いものを観てしまった。という感じ

    半世紀以上にわたって続いたコロンビア内戦を背景に、ゲリラ組織の少年少女たちを描いたサバイバルドラマ。 第35回サンダンス映画祭ワールド・シネマ・ドラマ部門の審査員特別賞をはじめ、世界各国の映画祭で数々の賞を受賞した。 また、第92回アカデミー賞国際長編映画賞のコロンビア代表に選出された。 南米の山岳地帯で暮らす8人の少年少女。 ゲリラ組織の一員である彼らはコードネーム「モノス(猿)」と呼ばれ、人質のアメリカ人女性を監視している。 厳しい訓練で心身を鍛える一方で、10代らしく無邪気に戯れる日々を送る彼らだったが、組織から預かっていた乳牛を仲間の1人が誤って撃ち殺したことをきっかけに亀裂が生じてしまう。 そんな中、敵から襲撃を受けた彼らは、ジャングルの奥地へと身を隠すが。。。 監督・脚本・製作はアレハンドロ・ランデス。 出演は、「エンダーのゲーム」などのモーゼス・アリアス、「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」などのジュリアンヌ・ニコルソン、ソフィア・ブエナベントゥーラなど。 共同脚本にアレクシス・ドス・サントス。 音楽は「ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命」などのミカ・レヴィ。 原題「MONOS」 映倫区分R15+ 2019年作品 コロンビア=アルゼンチン=オランダ=ドイツ=スウェーデン=ウルグアイ=スイス=デンマーク合作映画 配給はザジフィルムズ 上映時間102分 面白かった。 なかなか衝撃的な作品です。 なんか凄いものを観てしまった。。。という感じ。 遊びと戦争の区別が付かない少年兵たちや、じわじわとむき出しの人間の行動原理がじっくり表現されており、善悪を超越したサバイバルアクションで、体感したような感じなれる作品です。 観ているだけで、こちらもしんどくなります。 セリフも、あるにはありますが、説明台詞や芝居がかったようなセリフはほぼなし。 前半は物語が動くまで結構時間を要している。 でも、動き出すとかなりの緊張感が続く状態で、息つく暇もなく物語は進みます。 テンポ的にも、あまりいいとは言えないけど、途中から変わってくる。 後半は時間をあまり感じさせなかった。 ラストシーンまで一気に進んだという感じがした。 終わり方も、かなり余韻を持たせているが、逆を言えば突然終わるのがいまいち納得がいかない。 この余韻を、どう解釈するかで、かなり賛否がわかれそうですね。 ちなみに、万人受けするようなアクション映画ではございません。 こんなことが、地球上で実際にあるのだなと思うと、いかに日本が平和な国だということを痛感する。 製作費は200万ドルなので、日本円にすると約2億円という低予算な映画。 それでも、凄まじい熱がこもっていました。 ■興行収入予想 興行的には、現段階では上映館数2館と少ない。 10月30日(金)からの全国順次公開中。 コロンビアでは2019年8月15日公開。 製作費200万ドルに対して、全世界の興行収入は193万ドル。 さて日本ではどうか。 初登場圏外スタートでした。 ミニシアターランキングでも上位に入っていません。 最終興行収入は1100万円くらいか。 星3つ半(5点満点) ★★★☆

  • ken********

    5.0

    危険と隣り合わせだね

    ゲリラの少年・少女兵の話。 平時は楽しそうな若者たちだが、危険と隣り合わせな環境。 このような生き方しかできなかったんだろうな。 兵たちの絆も強いが、馴れ合いではない厳しさだった。 高地や密林で済むのもハードだね。 コロンビアでは、最近まで、このような現状があったと聞いてなおさらびっくり。 おもしろかった。

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