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スキャンダル (2019)

BOMBSHELL

監督
ジェイ・ローチ
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  • みたログ 876

3.50 / 評価:692件

声を上げるには勇気がいると良くわかる。

  • mpg***** さん
  • 2020年2月26日 17時23分
  • 閲覧数 749
  • 役立ち度 21
    • 総合評価
    • ★★★★★

[50代男です]
テレビ局FOXの会長ジョン・リスゴーがその地位を利用し、長年にわたって巧妙に女性社員たちにセクハラを続けていたことをめぐる、3人の女性キャスターのドラマを描く。

彼からのセクハラを拒絶したために解雇されるに至ったニコール・キッドマンは、放送業界全体から締め出されることを覚悟のうえで会長を訴える裁判を起こすが、てっきり後に続いてくれると思っていた他の被害者からの協力が得られない……。
現時点で女性キャスターの頂点に立っているシャーリーズ・セロンは、過去に自分も被害に遭ったものの、会長の仕事の能力をかっているし、自分の現在の地位もあり、裁判への反応の仕方に悩む……。
新人の女性キャスター、マーゴット・ロビーは、会長のセクハラに悩んだすえ、誘いに乗ってしまう……。

マーゴット・ロビーが初めて会長に怪しげなことを言われて拒めないシーンは、無神経な男なら、この程度はどうってことないと言いそうな、まだまだ甘い描写だが、迫真の演技と演出力で、男の僕でも息が苦しくなってくるほどの圧迫感があった。
会長の、直接表現をせず、遠回しに性的な関係を要求する言い方が、本当っぽくてリアル。
あまりにうまいので、ジョン・リスゴーは二度といい人の役はやれないかも。

ただ本作は、観客が、ある程度この事件の流れを知っているアメリカ人であることを前提にしているため、僕のような他国人にとっては、親切な作りになっていない点が弱い。
物語に深く関わらない人物も、主人公たち同様に、登場したときに肩書と名前がジャンと表示されるのとか、話の流れを理解するには、むしろ邪魔。削るべき。
それでも、子供でもおおまかな要所は分かるだろうが、映画を見慣れていないと分かりにくい部分がある。
若い頃のオリバー・ストーンのように、社会派問題作は誰にでもわかりやすく作るべき。
そのほうがパワーが出るのに。

今も現役の人たちの話なので、真実ばかりが描かれているとは限らないのだと思う。
たとえばシャーリーズ・セロンの演じた人など、会長について語るセリフが、どうも歯切れが悪くて不自然なので、映画ではこう描いてあるが、実際には何かあったのでは……などと、ちょっと疑ってしまった。


ともかく、日本ならこんな女性視点のセクハラ問題作など絶対作らないから、貴重。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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