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星の子
2020年10月9日公開

星の子

1102020年10月9日公開

akj********

4.0

宗教と親子

今までにあまり無かったタイプの映画で意表を突かれた。宗教に入信している人間の様子や中学生のくだらない会話って確かにこんな感じだったなと思い出させてくれた。宗教については家族全員が納得して仲良く平和に暮らしている分には問題無いけれど、外部の一般人と接触した時に話が全くかみ合わない、布教活動が迷惑という事で嫌われるのが普通である。親子で洗脳されている分には良いが、子供が宗教をおかしいと疑問を持ち始めてから、親と世間の板挟みで苦しむのは気の毒。子供の洗脳が解けた場合、親と絶縁するしかない。一生解けない洗脳であれば同じ会員の人間たちと一生行動を共にするしかない。ラストで必死に親を探し回る子供の姿や、親と会えて星を観に行く場面は、宗教とは関係の無い純粋な親子の愛情が感じられた。親を探している時に同室の友達が「一生会えないかもしれないよ」と口走ったのは、宗教が親子関係までも引き裂くという事実を表現していると思う。

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