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プレーム兄貴、王になる (2015)

PREM RATAN DHAN PAYO

監督
スーラジ・パルジャーティヤ
  • みたいムービー 72
  • みたログ 154

4.17 / 評価:121件

That is a Indian Movie!!楽しめます。

「バジュランギおじさんと、小さな迷子」は結局鑑賞を逃した当方にとって、その作品で主演していた彼の主演タイトルが見れるとなったら、見に行かなくてはならないとなったのだが、エンドロール最後のクレジットを見るまで、「新作だ」と信じて疑わなかった。ちなみにバジュランギも本作も、2015年作だった(5年前だったのね)。
即位式を間近に控えた皇太子が暗殺未遂で瀕死の重傷を負ってしまう。たまたま恋い焦がれていた王女様に逢いたいと向かっていた田舎役者が、実はこの皇太子に瓜二つ、ということで影武者を仰せつかってからの、王女との4日間の逢瀬と、それからのもろもろの兄弟間の確執などをうまく取り混ぜての作劇で、結構うならされた。
彼女は、久しぶりに会う替え玉に気が付かず、人格が少し変わったように感じて付き合いを始める。だが、そこにあったのは、人が変わったような(別人だから当然か)彼の態度と、真摯に分かり合おうとする情念だった。最初どう接していいかわからない彼にしたところで、彼女の慈しみと芯の強さにまさに惚れていくことになる。
この作品の凄いところは、影武者たるプレームが、決して本物の皇太子を越えようとしないのに、王女が(本人だからと)迫ってくるシーンである。二人は決して結ばれてはいけないということをうまく映像表現できているのだ。
「言葉で言わなくても瞳を見ればわかる」とかの結構決めてくれるセリフもあり、幼少期にあったある出来事がうまく活用されていたり、と、映画としての基本的なところも押さえつつ、ミュージカルスタイルでぐいぐい進めるのはインド映画の真骨頂。ただただ長いだけといわれるかもしれないが、全てに手当てできているからこの長さになったのかな、と考えたい。
偽物の出した兄弟の和解案は有効なのか、とか、全身打撲に脳腫瘍的な転落時の傷病が4日程度で治るあたりとかは突っ込み待ちなのかな、と思ったりもするのだが、さすが大団円・ハッピーエンドがボリウッドの不文律。オーラスはやや無理やりな感じがしてちょっぴり興ざめしたのだが、「ここまで身分を越えたラストは見たことない」になるので、びっくりできる。
ストーリーもいたって平易、登場人物の相関関係もそれほど難しくない。しっかり途上で説明や回想でわからしめてくれるのでどうしてそうなったのか、とかもわかる。冒頭の劇の内容が、実は二人の物語に似ているところはいい伏線になっていると思った。

詳細評価

物語
配役
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映像
音楽

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