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プレーム兄貴、王になる (2015)

PREM RATAN DHAN PAYO

監督
スーラジ・パルジャーティヤ
  • みたいムービー 72
  • みたログ 150

4.17 / 評価:120件

これぞインド映画!こんな映画が見たかった

  • wxj***** さん
  • 2020年2月24日 22時07分
  • 閲覧数 537
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

原点回帰ともいえる、インド映画らしさが詰まった作品。
終始ワクワクと楽しくて、興奮し過ぎて涙出た。

面倒見が良くてお人好し、周囲からアニキと慕われる、下町の貧乏役者のプレーム。
冒頭の演劇中、ヤジを飛ばしてからかった連中をこらしめつつ、見事な舞台を披露する。

貧乏だけど心は豊か、頼りがいのある、人徳に溢れたプレームの人柄がいい。
インド映画界の三大カーンの一人、サルマン・カーンがカッコイイ!!

明るく朗らか、いつも前向きで、演劇にも人生にもひたむきで懸命。
人柄の良さが分かり、随所でホッコリと微笑ましくて心温まる。

ある日、相棒と出掛けた街中で、プリータムプル王国の大臣にスカウトされ王宮に招かれる。
実は、王子のヴィジャイは、継承権争いの暗殺事件に巻き込まれ、意識不明。
プレームとヴィジャイは、瓜二つだった。

ヴィジャイが異母妹の元を訪ねても、弁護士を介してしか交流出来ない。
結局、交渉もままならず追い返されるような形で、立腹して帰路に着く。

馬車を走らせていると、操縦者は姿を消し、暴走させて谷底へ墜落。
ヴィジャイの命は奇跡的に助かったものの、瀕死の重傷を負った。

スピード感ある場面も、ハラハラドキドキ大迫力。

実は、この暗殺を仕組んだのは、異母弟であるアジャイと仲間たち。
黒幕の正体は、早々に明かされるので犯人探しが肝ではない。
弟と分かったうえで、彼がどう対処するか、というのがポイント。

4日後に迫る王位継承式に向け、プレームは王子の替え玉に仕立て上げられた。
王子としての、彼の奮闘劇が展開していく、至って単純な物語。

フィアンセのマイティリー王女と出会えて喜ぶも、心を開いてくれない。
本来のヴィジャイ王子は、尊大でワガママで頑固、女心が分からない男だった。

間違いだらけの行動で、マイティリー王女を怒らせてばかりで二人の関係性は良くなかった。
王子は自分の行動を正すと誓い、真摯に向き合い交流を重ねていく。
その過程で、以前と変わった王子の姿にすっかり魅了され、虜になっていく。

とにかく、嬉しくて踊る、楽しくて踊る、悲しくても歌って踊る!
ミュージカル場面がふんだんに盛り込まれていて、愉快で楽しい!
感情表現を全て歌やダンスに込めているのがたまりません!

インド映画らしく、極彩色豊かな色彩に彩られ、衣装に調度品など全てがゴージャス。
華やかで、煌びやかで鮮やか、絢爛豪華な原色を使った映像美が美しい。

御伽噺のような幻想的で美しい世界に、壮大なスケール感も感じさせる。
お金かかってる超大作感も味わえて、豪華な世界観も見どころ。

そして、人情喜劇のようなヒューマンドラマも深い。
異母兄弟だらけで複雑な関係の王家。亡き陛下には、先妻、正妻、愛人がいて、それぞれに子供がいた。

幼い時は、皆仲良く「ガラスの城」で暮らしていたのだが。
ある出来事がきっかけで、兄弟の仲は断絶、離れて暮らすようになり交流は途絶えていた。

初めは言われた通り、おとなしく王子を演じていたプレームでしたが。
次第に、持ち前の明るさと、下町育ちの世話焼きな本領を発揮していく。
純粋で、真っ直ぐな心で、頑なな妹、弟たちの心を溶かしていく。

異母妹とは過去の深い確執があり、王子の申し出を拒み続けていたのだが。
下の妹が大好きなサッカーに引き込むことで、関係性が変化していく。

サッカーでさえも、歌って踊りながら展開するのだから笑ってしまう。
大勢を巻き込んでのパフォーマンスの数々が、どれも圧巻!の素晴らしさ。

兄を抹殺しようと目論む弟と知りながらも、和解しようと歩み寄る。
赦しの美学、懐の深さ、根底にある兄弟愛が感動的で良かった。

そして、この手の入れ替わりでは、いつ替え玉だとバレるのか?も焦点。
本物の王子は昏睡状態から目覚める。

たった4日間で・・・とツッコミどころではありますが、全てが吹き飛び許せるクオリティ。

クライマックスでは、因縁のガラスの城で兄弟対決が繰り広げられる。
リアリティあって迫力ある、豪快なアクションも盛り込んでいる。

ド派手な戦いの行方も、ハラハラドキドキで長尺さも気にならないほど魅了される。
戦いを経て、真に分かり合え、赦し合う姿は感動的。

王子が目覚めてしまったのだから、最後までマイティリー王女との恋の行方も気になる。
ロマンティックなラブロマンスの結末は、どんな着地点となるのか。

これまた、超ミラクルでウルトラハッピーエンドで、最高に愉快、爽快。
まさかまさかの、究極の多幸感溢れる信じられない結末に泣けた。

プレームが、全ての人々の悩みを解決し、皆に幸せをもたらせた。
従者との絆と友情も素敵だし、貧富の差を超えた恋と友情が美しい。

エンタメ性も高く、プレーム兄貴に癒され、見る者全てを幸せにする作品。
期待通りで、見に行った甲斐と価値が充分あり、大満足!でした。

詳細評価

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