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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
2020年6月12日公開

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

LITTLE WOMEN

1352020年6月12日公開

hick

5.0

ネタバレ俳優陣の好演と姉妹の関係性が面白い

自分にとって、初めての若草物語作品。 【姉妹の関係性が面白い】 姉妹たちの個性が際立って、関係性に面白みを感じた。末っ子エイミーは明らかに次女ジョーの影響を受けて、ジョーが何かするたびに連鎖反応が起こる。一方、長女メグと三女ベスは母の影響なのか、とてもしっかりしていて優しさが溢れている。そう考えると、ジョーは父が長い間不在だったために、無意識にバランスを取ろうとして成長したのかもしれない。なんて妄想してみる。 【貧乏に対する考え方も三者三様】 ジョーはお金が無いなら自分で稼ぐ。エイミーはお金持ちに嫁ぎたい。メグはお金より愛。やっぱりジョーとエイミーが対極なのが面白い。また、メグの子供達は誰より素直に育ってくんだろうなぁなんて思う。劇中、メグが夫とギクシャクしていたが、旦那さんがいい人でよかった。よくある「釣った魚に餌をやらないタイプ」の登場か?と思い、ちょっとヒヤッとした(笑)。 【ピアノ】 ベアが末っ子ベスのピアノを弾くシーン。家族のベスへの思いや、それぞれが抱えた背景、それでもやっと集まれた家族の姿を見て、全ての思いが昇華されたような気持ちになり、涙してしまった。 【時間軸の演出】 途中まで、現在と過去のスイッチは余計な演出に思えたが、最後の編集者とジョーの会話はメタ的な面白さがあった。そのシーンで、ジョーはただ単に編集者の要求を呑むのでは無く、戦略の一部と割り切った彼女に芯の強さが感じれて好きだった。 【最高過ぎるキャスティング】 「レディバード」のシアーシャ・ローナン、「ミッドサマー」のフローレンス・ピュー、「君の名前で僕を呼んで」のティモシー・シャラメ。まるで『こんな作風に合う次世代の最高峰の俳優たち』をヘッドハンティングしたかのようなキャスティング。脇にエマ・ワトソンとメリル・ストリープがいるという凄さに、まったく引けを取らない(笑)。そして優しい母を好演するローラ・ダーンが好き過ぎる。 【総括】 事あるごとに、引き合いに出される若草物語。初めて鑑賞し、その面白さが分かった。他のバージョンに興味もありつつ、自分にとって若草物語デビューが今作だったからこそ更に興味を持てた。好きな俳優陣たちの好演を充分に堪能した。

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