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恐竜が教えてくれたこと (2019)

MY EXTRAORDINARY SUMMER WITH TESS

監督
ステーフェン・ワウテルロウト
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  • みたログ 89

3.78 / 評価:65件

愉しい思い出が走馬灯のように蘇る良作

  • fg9******** さん
  • 2021年4月19日 13時33分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

…在宅勤務中にWOWOWで映画三昧の日々を過ごし、レビューが一杯溜まってしまったので、ザックリと書くことにする。
 …あらすじは、横着をして、解説の次のとおり。
 『11歳の少年サムは、1週間の夏の休暇を過ごすために家族と共にオランダ北部の島を訪れる。
 生き物には寿命があると気づいた彼は、最後の日を迎えた恐竜たちがそのことを知っていたのかと考える。
 ある日サムの前に、母親と二人で島に暮らす元気な少女テスが現れる。
 奔放な言動でサムを振り回すテスには、父親に関するある秘密があった。』
 タイトルからして、恐竜絡みのファンタジーものかと思ったら、よくあるひと夏のボーイ・ミーツ・ガールだった。
 原作は、アンナ・ウォルツの児童文学「ぼくとテスの秘密の七日間」らしいが、的外れ的な邦題にもそれなりの根拠はあった。
 あらすじにあるとおり、サムは、「生き物には寿命があると気づいた彼は、最後の日を迎えた恐竜たちがそのことを知っていたのかと考える」のだった。
 で、サムは、最後まで生き残った恐竜は仲間もいなくて寂しくなかったのか?と考え始めると、自分も末っ子だし、家族が死んだら自分も独りぼっちになってしまうと思うようになるのだった。
 で、そんな淋しさは耐えられそうもないので、バカンスの1週間、毎日1人の時間を作り1人で過ごす訓練を始めるのだった。
 何ともピュアーな哲学的課題に挑むものだと観続けると、島の住民の少女テスと出会うのだった。
 このテスが自由奔放で飾りっ気のないイイ子で、サムは自分の課題もそっちのけで彼女の魅力に振り回されてしまうのだった。
 そんなテスにも深刻な悩みがあった。
 テスは母親との2人暮らしだったが、まだ見ぬ父親の存在を忘れ難いのだった。
 テスの父親探しも物語に色を添える。
 そんなある日、サムは島のお爺さんと出会う。
 そのお爺さんの奥さんは既に他界していて、今や一人暮らしだ。
 サムは自分のテーマを想い出してお爺さんに尋ねる。
 「独りぼっちになって寂しくなかった?」
 お爺さんは次のように答える。
 「ワシの頭の中には、想い出が一杯詰まっているんじゃ。世の中には、お金を貯める人もいるし、切手を集める人もいる。でも、想い出をたくさん集めことが大切なんじゃ。手遅れになる前にな……」
 こんなお爺さんの言葉はサムの心に染み入るのだった。
 で、テスの父親探しについて、サムは彼女から禁じられていた行動に打って出るが、それが案ずるより産むが易しの結果となり、テスからのキッスのご褒美となってかえってくるのだった(嬉し恥ずかしやだったなぁ……)。
 テスは気付くのだ。
 1人で過ごすなんて意味ない。死ぬ時は誰もが独りきりだ。それならば、生きているうちにたくさんの人と出会い、想い出を一杯作ればイイんだ。そうすれば、独りになっても寂しくないんだと……先ずは、家族から実践だ!!
 で、児童文学らしい爽やかな大団円で幕を閉じるのだった。
 オイラも既に棺桶に片足を突っ込んだ年齢になってしまったが、本作を観た後では、古の苦々しい想い出もありながら、沢山の愉しい思い出が走馬灯のように蘇ってくる良作で、3.8点といったところかな。

 (メモ 総レビュー数:3967件、2021年度75作品目)

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