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上映中

イン・ザ・ハイツ (2020)

IN THE HEIGHTS

監督
ジョン・M・チュウ
  • みたいムービー 277
  • みたログ 676

3.80 / 評価:527件

壮大な群舞が圧巻、夢と希望の物語

  • wxj******** さん
  • 2021年8月1日 14時23分
  • 閲覧数 393
  • 役立ち度 23
    • 総合評価
    • ★★★★★

ニューヨークの片隅にある街、ワシントン・ハイツが舞台。

オープニング、ラップ調で「イン・ザ・ハイツ」のナンバーが始まる。
ノリノリで軽快、ポップで明るく爽やか、パワフルでエネルギッシュ!

次第に街中の人々を巻き込み、壮大な群舞へと広がっていく。
なんというアンサンブルの多さ!スケール感のデカさも圧巻の迫力。

熱狂的なダンスに大興奮、いきなりド肝を抜かれるパフォーマンス。
長いナンバーが終わり、タイトルロールが出た瞬間は鳥肌モノだった。
ミュージカル好きにはたまらなく、期待値が一気に上がった。

そして、ウスナビが子供たちに過去を語り、今に至るまで遡って展開。

この街で食料雑貨店を営むウスナビは、将来について悩んでいた。
故郷のドミニカに帰り、かつての父のバーを再建する夢がある。

だが、愛するヴァネッサの事も気になり、踏み出せずにいる。
ヴァネッサもまた、デザイナーを夢見てサロンで働いている。

恋に仕事に悩む、若者のリアルな現状に多くの共感を呼ぶだろう。

そんな中、名門大学に進学したニーナが、退学したと帰って来る。
成績優秀で街を出て行ったニーナは、人々の希望と誇りだった。

ニーナも希望を胸に進学したものの、人種差別にあい挫折する。
街を出て初めて知る過酷な現実に、立ち向かおうとするのだが。
辛い目にあい疎外感を抱え、耐えられずに戻ってきたのだった。

娘に夢を託す父は、また戻って欲しくてニーナとぶつかってしまう。

さらに、かつて恋仲だったベニーと再会し、想いが復活する。
ベニーも、仕事と恋を追い続けて、日々を懸命に生きている。

ウスナビとヴァネッサ、ベニーとニーナの4人、2組のカップルを中心に。
彼らを取り巻く個性豊かな周囲の人々の、日常と物語を描いていく。

群像劇のような感じで、常に交互に交錯しながら展開していく。
大停電が起こる日を軸にし、3日前から順に時系列に沿って進む。

随所で、歌とダンスのミュージカルシーンが挟まれている。
彼らの心情と、複雑な移民が抱える事情を盛り込んでいる。

シリアスな問題も、魂を揺さぶるメッセージとして歌に込める。
どのナンバーも素晴らしくて、エンタメ性が高く見事なクオリティ。

街中のあらゆる場所で披露し、群舞の豪華さが圧倒的だった。
突然、重力さえ変わってしまうユニークな演出も、ワクワクさせた。

それぞれ仕事や恋に躓きながらも、夢に踏み出そうともがいている。
彼らの想いが交錯する暑い夏の夜、停電となりある悲劇が起こる。

これをきっかけに4人の若者の運命が、大きく動き出す事に。
移民であるアイデンティティを探り、故郷とは何かを模索する。

それぞれの選択が前向きで、夢と希望に溢れて素敵だった。
仲間との絆も熱く、厳しい日常を変化させるパワーを感じさせた。

ウスナビがいた場所が、実は・・・という驚きもあって感動的。

ミュージカルのド派手なパフォーマンスに、テンションが上がった。
尺の長さが気にならず、彼らの人生をずっと見ていたいと思った。

希望を見失いがちなイマドキの世界に勇気を与える、今必要な作品。
ラテンの音楽と映像で、スクリーンの良さが味わえて終始楽しめた。

エンドロール後にも、さらに映像があるので見逃しご注意を。

詳細評価

物語
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演出
映像
音楽

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