若い男女の切な過ぎる逃避行
- bat***** さん
- 2020年9月15日 7時53分
- 閲覧数 307
- 役立ち度 2
- 総合評価
タカラの生きてきた時間が、あまりにも救いがなさすぎて、とにかく可哀想。
だからこそ、スナックで一晩働いた後の姿が印象的で。
この子はこのまま生きていけるんじゃないかって、一瞬の光を感じさせる。
でもそんなはずが無く、ことごとく裏切られたり、見捨てられたり・・・そんなに悲劇のヒロインの道を行かなくても良いんじゃないかって、ちょっとだけ冷めた部分はある。
でもそれを上回る、芋生悠さんの力のある芝居に惹きつけられて、「目が離せない」とはこういうことかと、まんまと涙腺を揺さぶられました。
リアリティが欠けてる部分はあると思うけど、主演の村上虹郎さんと芋生悠さんの繊細な芝居が、それを気にさせなかった。二人の演技に釘付けになりました。
役者が映画を引っ張ることってあるんだなぁ。
丁寧に練られた脚本と監督した外山文治さん、プロデューサーの豊原功補さん、小泉今日子さんの映画に懸ける気持ちが伝わって来ます。
どこか昭和の古い匂いを感じるし、冒険的で挑戦的な映画になってると思いました。
詳細評価
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