一口寸評
- nn1***** さん
- 2020年9月24日 11時22分
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作家主義を標榜し、俳優豊原功補、小泉今日子らが興した「シンセカイ」の第一回プロデュース作品。
この監督の作品は初めて。
映像的な安定感もあり、日本映画の伝統をしっかり受け継いだ良質な作風と見た。
和歌山から役者を目指し上京し、オレオレ詐欺の片棒を担いで糊口をしのぐ翔太(村上虹郎)は、養老施設の演劇療法のために仲間とともに故郷に赴く。
その施設で働くタカラ(芋生悠)が、務所帰りの父親に暴行され、思わず刃物で刺す現場に出くわした翔太は、彼女と逃避行の旅を始めてしまう…。
監督自身が書いたシナリオは少々強引だが、新鋭ヒロイン芋生悠の自然体の演技がそれを救っている。
村上虹郎の主演作もすでに5本目。
今後邦画界を担うであろう監督と若い二人の役者の次回作、そして、「シンセカイ」のプロデュース力にも(少し)期待したい。
詳細評価
イメージワード
- ロマンチック
- パニック
- 恐怖
- 切ない
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