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ハリエット
2020年6月5日公開

ハリエット

HARRIET

1252020年6月5日公開

mai********

5.0

このような時にこの作品を観る意義

これが日本で言うなら 江戸時代の黒船来航前後くらいの時期であるという事が 彼我の積み重ねてきた歴史の違いをまざまざと見せつけられる。 奴隷であった彼女が、自身の危険も顧みずに仲間たちを助け出し続けたのかを知ること。 これが今現在に連綿と続く差別との戦いの始まりで会った事がわかる。 これが逆だったなら? アフリカや南米に強力で強欲な支配者がいて、その地で産業革命が起こり、強力な武力と共に欧米を支配していたら? 白人と黒人との立ち位置は真逆だったはず。 ただそれだけの事なんです。 そう言ってしまうには失われた命は多すぎて 犠牲と戦い続けた人たちの思いを極小化してしまうかもしれませんが、支配するものとされる者の違いはそのくらいの違いしかないはずなんです。 だから… 生きる命に違いなどない。 白人だろうが黒人だろうが黄色人種だろうが… 信じる宗教が違おうが、命に違いなんてないんです。 その身を黒人の解放に、女性の権利の為にと捧げ尽くしたハリエットは勇者であり英雄です。 人々が紡いできた歴史の中で、本当に偉大な存在です。 作品を観てそう思います。 リンカーン大統領よりも偉大な人。 そんな風に思えます。 独立戦争時の大統領よりもハリエットの方が凄い。 そんな風にさえ思えます。 アメリカに暮らす黒人たちは皆ハリエットの子供たち。 尊い犠牲を乗り越えて立ち上がる。 その勇気を皆がどこかで受け継いでいるはず。 悲しみを乗り越えてチカラに変えられる人たちのはず。 全ての人が幸せに 全ての人が平等に そんな世界は、きっともう手の届く場所にある。 今ハリエットがいたならきっとそう鼓舞してくれると思います。 過去に囚われ過ぎたまま、未来を殺すような事があってはいけないと思います。 2020年6月7日MOVIX伊勢崎で鑑賞

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