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アンカット・ダイヤモンド (2019)

UNCUT GEMS

監督
ジョシュ・サフディ
ベニー・サフディ
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3.56 / 評価:16件

“分かっているのにやめられない”by宝石商

  • 一人旅 さん
  • 2021年1月24日 16時19分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジョシュ&ベニー・サフディ監督作。

『グッド・タイム』(17)で警察に捕まった知的障害の弟を助け出したい兄貴の奔走を描いたサフディ兄弟がコメディアンのアダム・サンドラーを主演に迎えて撮った傑作サスペンスで、金欠に陥った宝石商の奔走をノンストップで描いています。

NYで宝石商を営むギャンブル狂の中年男:ハワード・ラトナーを主人公にして、毎日のように借金の取り立てに遭い金欠で首が回らない主人公が、エチオピアから仕入れた貴重なオパールを元手に一攫千金を果たすべくNYの街を奔走する様子を描いた“金策サスペンス”で、実直な労働ではなく競売やギャンブル等で手っ取り早く大金をゲットしたい主人公が辿る意外な末路までを描き出した“因果応報”的なヒューマンサスペンスであります。

前作『グッド・タイム』もそうでしたが、本作にはサフディ兄弟の特徴である、観客の“不安と焦燥”を煽る演出上の仕掛けが施されていて、1つの事象が起きている際に全く別の事象が重なり起きては主人公を更に混乱させるという収拾のつかなさが見受けられます。平穏とは無縁の忙しない空気感覚が全編を貫くノンストップ金策サスペンスとなっていて、借金の取り立てに来る義兄一味との攻防や実在のNBAプレイヤー:ケヴィン・ガーネット(本人)とのオパールを巡る駆け引き&オークション、さらに主人公と恐妻の冷めた夫婦関係&年下愛人女性との二重生活…と主人公を取り巻く曲者揃いな人々との雑多な人間模様も見所となっています。

目先の欲に目がくらんでしまう主人公の一喜一憂の金策奔走と皮肉な末路を混乱と疾走の中に描いて、人間の心の弱さとエゴを滑稽に浮かび上がらせた異色サスペンスで、主演のアダム・サンドラーによる全身全霊の暴走演技(&奇抜な風貌)に拍手喝采であります。

詳細評価

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